不滅華 (ページ37)

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それからいくつかの日が過ぎた日、マクゴナガルがA、ハリー、ロンを呼び出し、向かった先は医務室だった。

(…ハーマイオニーの…石化だよね。)

通されたカーテンの中に入ると石化した友人…親友のハーマイオニーが居た。
知っていたのに何もしなかった、言わなかったことの罪悪感でAは潰されそうになり号泣してしまった。

(ごめんっ、ごめんなさい。知ってたのに…ごめんなさい。)

マクゴナガルがAを抱き寄せ｢大丈夫です、薬が出来れば治りますからっ｣と言い、ハリーとロンはハーマイオニーの手からヒントを得ていた。

ハリーとロンが2人で考えている時、Aは悩んでいた。

このまま静観しているだけでいいのかを。

《思うようにやるといい。大人しいAは気味が悪い》

《やりすぎは良くないけど、Aは間違ったことしないって私は知っているわ！》

(そうだ。守るために強くなったんだった…)

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ロンの妹、ジニーがスリザリンの継承者に連れ去られたと教授たちが言っていたのをAが耳にし、自室に戻って杖から出した光の玉に頼み事をしロックハートの部屋へ向かった。

(ハリーとロンがロックハートに頼みに部屋に行くタイミングと合わせたい…)

ロックハートの部屋の中からハリーたちが出て来たタイミングでAは『私も行く』と合流した。
道中、ロックハートは空気を読まず｢美しいお嬢さん｣や｢私と組みませんか？｣などAに声をかけていたが、ロンが杖を向け、ハリーが睨みを聞かせ黙らせた。

女子トイレの手洗い場に着いた時、嘆きのマートルがハリーに近づき声をかけた。
マートルかAに気が付き

｢貴女は…｣

と言いかけたのでAはしーっと人差し指を口の前に出し内緒とジェスチャーをしその場を凌いだ。

その間にハリーが秘密の部屋の入口を蛇語で開けていた。
物語通りロックハートを下に落とし、自分たちもあとへ続くように降りていった。