不滅華 (ページ35)

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クィディッチの試合の日、Aは朝から体調が優れずみんなと会場には行かず部屋に居たがあることを思い出した。

ブラッジャーによるハリーの腕が骨折し、ロックハートに骨抜きにされるということを。

『影響はないとおもうけど、骨抜きは流石に…はぁ』

Aはローブを羽織り会場へ向かった。

着いた時に人集りが目に入りそちらに向かうと、ハリーに杖を向け呪文を唱えようとしているロックハートと｢やめて！｣と何度も言っているハリーが中心にいた。

『フリぺンド』

Aは人集りの空いていた部分からロックハートに衝撃呪文を放ち、そのまま歩み寄り、ロンとハーマイオニーにハリーを医務室へ連れて行くよう伝えた。

『黙らせ呪文じゃなくて衝撃呪文だったのは体調不良のせいってことで』

と1人呟き部屋へ戻った。

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その日の夜、グリフィンドールの1年コリン・クリーピーが石化した状態で発見された。

その後も大きな改変が見られず過ごしていると、とある言葉が耳に入った。

｢スリザリンは純血だから大丈夫なんだ！｣

普段なら純血だなんだと気にしないAだが今回はその言葉が耳についた。

(純血だからじゃない。スリザリン生は複数で行動するからだ。)

口に出そうとしたAだが、これを言ってしまった場合、犯人が石化ではない…最悪の行動に出たらと思うと口を噤んだ。

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ダンブルドアの停職とハグリッドのアズカバン行きが決まった日、Aは謎の声を聞いて意識を失った。