不滅華 (ページ4)

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『んー…っあれ…？私、生きて…る？』

そう言い上半身を起こし周囲を見回すと一面の白。

『ハリポタの白の空間みたい。』

自分の体を見ると怪我も傷もなく、制服だった服は白一色になっていた。
どうしたものかと少女が悩んでいると

━━目を覚ましましたか。
突然の事で不明なことばかりかと思います。
ですが、聞いていただきたいのです━━━━━━

どこからともなく声が聞こえた。
突然なことに上擦った声で返事をする少女。

『へ？あ、はい…？』

━━━貴女の二度の自死は神でも予定、予想外だったとの事。そして神は貴女の運命に心を痛め、貴女の望む世界…呼ばれている世界へ生を再び戻そうと仰っています━━━━━

『二度？』

少女の声を無視するかのように声は続ける。

━━いかがでしょうか？貴女の気持ちのままにとも神は仰っております。…その世界で貴女はたくさんの"愛"に出会い、深い"愛"を向けられるでしょう。━━━━━━

(…これは私の妄想？夢？…どっちでも《あの世界》だとしたらいいな。)

━━決まったようですね。名前は…あぁ、今迄の名前もそうだったのですね。

いってらっしゃい、A ━━━━━━━

少女は光に包まれ、意識が遠のいた