不滅華 (ページ27)

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その後も物語通り進む。
マクゴナガルとダンブルドアがスネイプの研究室を訪れ、退校を止めた。

ダンブルドアがスネイプに小声で

｢AがいないとMsグレンジャーが言っておった。
この子らの話からするに暴れ柳のところかもしれぬ。｣

｢!?｣

それを聞きスネイプは2人を睨んだあと外へと出て行った。

スネイプは学生時代を思い出した。
悪戯仕掛け人…シリウス・ブラックに騙され暴れ柳へ向かった満月の晩、憎きジェームス・ポッターと共に自分を助けてくれた少女、Aを。

その時にAの左こめかみに深い傷を負わせてしまったことを。

｢…無事でいてくれっ｣

向かう足を更に速め杖に明かりを灯し周囲を見回しながら暴れ柳に近づく。

目を懲らすとうっすらと見えた暴れ柳の根元の影。

近づこうとすると柳がAを守るように枝を動かす。

柳のとある部分に魔法で浮かせた石を当て柳の動きを止めAの元へと急ぎ抱えてその場を離れる。

｢全く、お前は昔も今も…｣

そっとAの額にキスを落とし、城へとゆっくり歩き出した。