不滅華 (ページ23)

今日:51 hit、昨日:24 hit、合計:29,636 hit

22 ページ23

暫くするとダンブルドアとスネイプが部屋に駆けつけ、Aの放ったプロテゴ・ディアポリカを2人がかりで｢フィニート｣を唱え止めた。

｢まさかこの魔法をAが使えたとは…。
しかも解呪魔法も自ら作っておったとはのう。｣

｢ひとまず医務室へ…｣

ダンブルドアは感心したようにしていたがスネイプは唇をグッと噛みAとハリーを運ぶのに杖を振っていた。

━━━━━━━━━
━━━━

《…ろ、起きろ》
《A、そろそろ起きて》
(ん…まだ…寝てた…い)

《相変わらずだな、Aは》

(リ…リー……、セ……………ス)

《Aはいつも1人で背負いすぎだ》
《いつもみんなを守ってくれて…私達は貴女に救われたわ！》

(私がもっと強ければ…ごめん、ごめんねリリーｯｯ！！)

━━━あれ？どうして私…━━━━━━━

━━━━━━━━
━━━━━
━━

Aが目を覚ますとベッドサイドにはスネイプが居て本を読んでいた。
普段ではない角度と自然な表情に『かっこいい』と思って声をかけようとした時、

｢目覚めたようじゃの｣

と長い髭を揺らしながらダンブルドアがカーテンの中に入ってきて言う。

スネイプはその言葉でAが起きたことに気がついた。

Aは顔を赤くし掛け布団をバッと鼻まで被った。

ダンブルドアはそれを微笑ましく思いながら

｢あの魔法は？｣

『"プロテゴ・ディスペルはそのままの意味で呪われた時にソレを払う魔法。』

ダンブルドアとスネイプは相槌をしそのまま続きを促した。

『それと、プロテゴ・ディアポリカ…不意に浮かんだの。考える間もなく勝手に使った感じ。』

ダンブルドアは何も言わずAの頭を撫でた。