不滅華 (ページ11)

今日:24 hit、昨日:24 hit、合計:29,609 hit

10 ページ11

翌日から授業か始まり、Aの知っている物語通り進んでいるかを見ていた。
自分が居ることで物語に変化が起きてしまうことが一番の懸念点であり、その変化で知らないルートになっていないか気になり気が気ではなかった。

物語通り変身術の授業に遅れてやってきたハリーとロン、マッチ棒を針に変えるという授業内容にワクワクとしながら挑むとその授業中にできたのはAとハーマイオニーだけだった。

魔法薬学では

｢このクラスでは杖を振ったり、馬鹿げた呪文を唱えたりはしない。
魔法薬調剤の微妙な化学と芸術的な技を諸君が理解できるとは期待していない。
だが、一部の素質のある選ばれた者には伝授してやろう。
名声を瓶に詰め、栄光を醸造し、ﾀﾋにすら蓋をするそういう技を。｣

Aはスネイプのつぶやくようなその言葉に聞き惚れ、『ファンサ感謝』と聞こえないように言ったが隣のロンには聞こえたらしく顔を顰められていた。

箒の授業、ネビルには悪いがAは助けないと選択をした。物語以上のことになりそうなら助けられるよう念の為杖をいつでも出せるようにして。

ネビルはマダムフーチに医務室に連れられて行き、物語以上のことはなさそうと思っているとハリーとドラコ・マルフォイの"揉め事"が始まった。

(これはハリーがシーカーになるためのイベント。手は出したらダメだな。)

とAは静観していた。