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パァンっ
「もうちょっと明るければ外さなかったのに…あと2発か…」
スタッ
「何か見えたか？」
『あっちに建物が見えた。そこが隠れ家やろうな』
尾形の問いに木の上から降りて来たAはそう答える
『行くだろ？』
「あぁ」
『よし、あっちだ』
2人は盗賊達を追いかけ走り出した
「…A」
『ん？』
「前はちゃんと閉めとけよ」
『！』
前を走るAのヒラヒラと広がる裾が気になって口を挟む
『こりゃいかん。丸見えばい！』
アハハッと笑いながら前を閉め走る
「恥じらいはどこにいった」
恥ずかしがる素振りも無い彼女に溜息を吐いた
『全裸の奴に言われても恥ずかしくない』
「……。」
尾形は納得するしかなかった
建物の前に着いた2人は木に隠れ、様子を伺う
ザザっ
『！』
「尾形とAだ！」
そこに杉元とアシリパがやってきた
アシリパがいる事に安心し、Aは直ぐに杉元に駆け寄る
『酷いな…余り無茶するなよ。今何も持ってないんだ』
「あぁ、大丈夫だ」
肩の傷と撃たれ傷を見て、眉を顰める
杉元は距離の近いAの胸元に目が行く
「ッッ！？」
『？』
「何で服着てないの！？」
『シッ！声がでかい！』
グイッと尾形に肩を掴まれ杉元から引き離された
「…アイツも全裸だろ」
『杉元の裸なんて見慣れてる。ねぇ？アシリパさん』
「あぁ、杉元は小さい」
「もう辞めてよぉ」
恥ずかしがる杉元に尾形は小さく舌打ちをして建物へと目線を戻した
『あの廃旅館に都丹庵士と手下が３人いる』
「銃を取りに戻ってたら逃げられる。このまま突入して一気にカタをつける。アシリパさんとAは待機しててくれ」
『馬鹿、私も行く。お前より武器持っとる』
「それ俺に貸してくれよ」
『嫌だ』
「やかましい、行くぞ」
尾形に怒られ2人は扉を開けた
「暗いな…飛び込んで窓を開けるぞ」
真っ暗な建物の中に飛び入る
『窓あかんっ！板がついとる！』
バァンっ
「「『！』」」
入口の扉が閉められ完全に光が無くなった
カンっ
ドンッ
尾形は直ぐに都丹の舌の音がなった方へ弾を撃った
「走れ！」
パンっパンっ！
『！』
「奥へ！」
尾形は杉元の背を押し奥へと押しやる
Aは2人とは反対側へと転がった
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げん(プロフ) - しろやぎさん» ありがとうございます！そのお言葉が最高です！頑張ります！ (2023年1月9日 0時) (
レス) id: a079014d07 (このIDを非表示/違反報告)
しろやぎ - もう最高！！全てが大好きです！！ (2023年1月5日 9時) (レス) @page22 id: 99b2f3a031 (このIDを非表示/違反報告)
げん(プロフ) - くれはさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいお言葉です！励みになります！更新頑張ります！！ (2022年12月28日 21時) (レス) @page16 id: 3da1d6569e (このIDを非表示/違反報告)
くれは(プロフ) - 文章構成や、ストーリーの流れて会話がきれいで読んでいてとても楽しいです！更新楽しみにしています！ (2022年12月28日 14時) (レス) @page13 id: f312d035a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2022年12月22日 22時
