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「え?尾形ちゃんは?」

「今更恥じらっても意味がない」

「そ、そういうもん?」


フンっと髪を撫でる尾形


「というか!Aちゃんそんな普通に見ないで!」

『ん?何で?裸なんて治療で見慣れとる』

「んん〜、そういうもん…?」

『お前らの陰 茎なんて………ッ!』


普通に話していたAは突然両手で顔を抑えた

話を聞いていた男達は首を傾げ、後ろを振り返る


「よぉ」

「皆無事だったか」


森から出て来たのは負傷した谷垣に肩を貸すキロランケ


「Aも無事だったか。良かった」

『う、うん…キロランケも無事で良かった』

「谷垣が尻を撃たれたんだ。後で見てやってくれ」

「犬より役に立っとらんぞ谷垣一等卒。秋田に帰れ」

「…っ…」

『…弾は?尻に残っとる?』

「?…いや貫通した…」


顔を隠したまま質問してくるAに谷垣は首を傾げた


「キロちゃんには照れるの!?何それ!?」

『う、煩い!』


白石は赤くなるAを指差した


「ん?何で土方の羽織着てるんだ?」


キロランケはそんな彼女を気にせず近寄る


『!』

「どうしたんだコレはっ」


彼は首の痣に気が付き肩に触れた


『は、え、あの…』

「「あ、」」


至近距離で首を覗くキロランケにあたふたするAを見て、尾形と杉元は彼女が羽織しか着ていないことを思い出した


『あ、あの、その…』


裸のキロランケに触れるわけにもいかず、顔を真っ赤に染め上げどうしたものかと目を泳がせる


「早く冷やした方が…ん?」

『あ』


尾形と杉元が止めに入る前にキロランケの目に服を着ていない胸元が映った


だだっ


「すまないっ!」


キロランケは慌てて離れ口元を抑える


「どうしたの??」

「??」


白石と谷垣は首を傾げた


『い、いや!こちらこそごめんなさい…お見苦しいものを…』

「もうA、良いからアシリパさんの所に行ってなさい!」

『そ、そうだな』


杉元に背中を押されAは建物へと戻っていった


「…なぁ尾形。もしかしてだけどずっと一緒にいたのか?」

「あぁ、ひと晩共に過ごした」

「その言い方やめろよ!」

「肌で温め合った」

「えぇ!?何したの尾形ちゃん!」


含み笑いで男達を見下す尾形に全員が苛つきを覚えたのだった


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げん(プロフ) - しろやぎさん» ありがとうございます!そのお言葉が最高です!頑張ります! (2023年1月9日 0時) (レス) id: a079014d07 (このIDを非表示/違反報告)
しろやぎ - もう最高!!全てが大好きです!! (2023年1月5日 9時) (レス) @page22 id: 99b2f3a031 (このIDを非表示/違反報告)
げん(プロフ) - くれはさん» コメントありがとうございます!とっても嬉しいお言葉です!励みになります!更新頑張ります!! (2022年12月28日 21時) (レス) @page16 id: 3da1d6569e (このIDを非表示/違反報告)
くれは(プロフ) - 文章構成や、ストーリーの流れて会話がきれいで読んでいてとても楽しいです!更新楽しみにしています! (2022年12月28日 14時) (レス) @page13 id: f312d035a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:げん | 作成日時:2022年12月22日 22時

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