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「決死の想いも恋は成就せず…だったってわけか」
憐れむ顔をする杉元をアシリパは睨んだ
「おい杉元！この男を哀れむのか！？姉畑支遁が本当に動物達を愛していたならどうして最後に殺すんだ？姉畑もどこかで動物とウコチャヌプコロするのが良くない事だと分かっていたんだ。あとになって存在ごと無かったことにしようなんて…本当に自分勝手だ」
Aも杉元も黙って話を聞いていた
「どうしてウコチャヌプコロする前によく考えなかったのか…そうすれば殺さずに済んだのに。なぁ杉元！そう思わないか？」
「……。」
杉元は言葉を飲み込んだ
「男は出すもん出すとそうなんのよ」
「オイやめろ！」
髪を撫でながら答える尾形に杉元は焦った
Aはアシリパの前にしゃがんで目線を合わせる
『男と女の違いだ。そのうち分かるよ』
「…そ、そうなのか…？」
「もう辞めてっ」
杉元にアシリパから引き離された
『何だよ本当の事だぞ？女は最後まで冷静な事が多い。男と違って獣にはならない』
「うん、分かったからもうその話やめて…」
杉元はアシリパの耳を押さえながらアイヌ達の元へ行ってしまった
「はは、男は獣か」
『…自分の欲を満たすだけだ。挿される方はただの道具。…他は知らんが、私はそうだった』
「……。」
憎悪の混じった視線で姉畑を見るAに尾形は口を閉じた
『まぁ、そこに愛とやらがあれば、少しは違うのかもな』
視線を尾形に戻し、小さく笑うA
途端に小さく見えた彼女を抱き締めたくなった
「…っ…」
これは一時的な感情だと考え直し、尾形は背を向ける
『…気を悪くしたか？』
「気にするな」
『本当か？気を悪くしたなら謝る』
普段同じ目線のAの困り顔と上目遣い
尾形はそんな彼女を暫く見つめ、溜息を吐く
「…はぁ…お前それワザとやってるだろう？」
『バレたか。尾形には効果なかったか？？』
いつもの視線に戻りヘラっと笑い、尾形からの呆れた言葉を待った
「…いいや、効果は大有りだ」
『え？』
笑うのをやめ尾形を見る
「……何だよ」
どこか気恥ずかしそうに目を背ける尾形にAは自分のした事の恥ずかしさに顔が赤くなった
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プスメラウィッチ - できれば尾形百之助の生存ルートでお願いします。 (2022年12月13日 19時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
げん(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！今作は原作沿いで進めたいのでご要望にお応え出来るかははっきりお約束出来ません😢ですが、必ず別ルートのお話を作るのでのお待ち頂けたら嬉しいです！ご期待に添える様頑張ります💪 (2022年12月10日 0時) (レス) id: 5b928c7d8e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - げんさん初めまして、この小説はできれば尾形百之助オチでお願い出来ますか？後、尾形百之助は死なないで欲しいです。お願いします🙏続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年12月9日 10時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2022年11月29日 19時
