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ダァンっ
Aについて行けば銃声が聞こえ、アイヌ達の怒号が大きくなってくる
『あそこだ』
木々に隠れ、アイヌに囲まれる谷垣を確認する
尾形は銃の安全装置を外した
「俺はやってない！濡れ衣だッ！！」
谷垣の抵抗も意味なく、銃で殴られた
ダァーーンッ
「「！？」」
尾形は空に弾を放つ
「久しぶりだな。谷垣一等卒」
Aは木の影で様子を見守る
「尾形上等兵！」
「オマエ仲間か？」
「谷垣。お前は小樽にいた筈だ。何をしにここへ来た？鶴見中尉の命令で俺を追ってきたのか？」
「俺はとっくに下りた！軍にもアンタにも関わる気はない！世話になった婆ちゃんの許に孫娘を無事帰す。それが俺の役目だ！」
尾形は少し黙り銃に弾をする
「頼めよ。助けて下さい尾形上等兵殿と」
「アンタの助ける方法なんて…アンタはこの人達を皆殺しにする選択しか取らないだろ。手を出すな！ちゃんと話せば分かってくれる！」
「ははッ、遠慮するなって」
「テッポ オスラ！(銃を捨てろ)」
アイヌ達は警戒し、尾形に銃を向ける
「俺に銃を向けるな殺すぞ？」
尾形は殺意を剥き出しにし男達を睨んだ
『尾形、威嚇するな。銃を下げろ』
「……。」
Aは尾形の肩に触れ、落ち着かせる
「…お前は……、Aなのか…？」
『久しかね、谷垣』
谷垣は髪が短くなっている事や尾形と一緒に居る事に目を丸くした
アイヌ達が銃口を向けるも気にせずAは近づいて行く
「お前も仲間かッ！？」
『アンタら…その何の罪も無い人殺したら、ただの人殺しやぞ』
「「…ッ」」
『それに話ぐらい聞いたらどうだ』
首を少し傾けアイヌ達を睨んだ
「…ッッ！」
「Aっ！」
男が1人銃で殴り掛かってきた
Aは振り下ろされた銃を避け、横に周り込み腕を取って背を押した
ドタンっ
倒れた男の腕を捻り上げ、背に膝を置き動きを封じる
『人の話も聞けん獣か？』
そこに1人の老人が現れた
彼は村の長で谷垣を村に連れて行くと男達に告げていた
アイヌの男達に囲まれて大人しく連れて行かれる谷垣
Aは尾形の元へ戻り、その後をついて行く
「お前も殺気出てたぞ」
ニヤニヤと面白そうに言う尾形
『もし谷垣が殺されたら、あの場で全員やってたかもな』
ははっと笑うAに尾形は真顔に戻った
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プスメラウィッチ - できれば尾形百之助の生存ルートでお願いします。 (2022年12月13日 19時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
げん(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！今作は原作沿いで進めたいのでご要望にお応え出来るかははっきりお約束出来ません😢ですが、必ず別ルートのお話を作るのでのお待ち頂けたら嬉しいです！ご期待に添える様頑張ります💪 (2022年12月10日 0時) (レス) id: 5b928c7d8e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - げんさん初めまして、この小説はできれば尾形百之助オチでお願い出来ますか？後、尾形百之助は死なないで欲しいです。お願いします🙏続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年12月9日 10時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2022年11月29日 19時
