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『…ありがとう、白石』
「へへっ」
白石の頭をポンポンと叩き笑い合う
『白石、本当顔は男前やね』
「え？本当？Aちゃんに言われると嬉しいなぁ」
『そうやって色んな女と遊んできたんやろ？』
「俺はこう見えて一途なんだぜ！」
『ふ〜ん』
「信じて〜」
『信用はゼロばい』
「クーン」
楽しそうに話す2人に尾形は少し苛々する
「おい、いつまでそこにいる」
「なんだぁ？嫉妬してるの尾形ちゃん」
『お前も寝転がれば良い。気持ちよかよ』
「なんでそうなる」
ヘラっと子供のように笑う2人に尾形は呆れた
「尾形ちゃんには渡さないもんね〜」
『白石のもんやない』
「え〜じゃあ、俺と尾形ちゃんどっちが良い？」
白石と尾形に見つめられAは眉を寄せた
『なんそれ、難しい』
空を見上げながら、んん〜、と頭を悩ませる
「ぁあ゛ーー！」
突然聞こえた大声に顔を上げるとアシリパと杉元が目を見開いてコチラを見ていた
一瞬Aは悪い顔をして、直ぐに眉じりを下げた
『杉元助けて！襲われる！』
「へ？何言ってるのAちゃん！」
「何してるんだ白石ッ！！」
どかっ！
白石は走ってきた杉元に蹴り飛ばされた
「酷い！何もしてないのに！？」
『…突然抱きついただろ。なぁ？尾形』
「あぁ」
「本当シライシはクズだな！」
クーンと鳴く白石はAを見る
『お前のせいでキロランケに会えんから、腹いせだ』
ヘラっと笑いアシリパの隣に移動する
杉元とアシリパが獲ってきたのは丹頂鶴だった
鍋を準備し調理を始める
火にかけ煮込むがアシリパはあまり嬉しそうではなかった
『…どげんした？』
「タンチョウヅルよりマナヅルの方が美味しいんだ」
「鶴って江戸時代は関東の方にも飛んで来てたらしいな。将軍様もこうやって鶴の汁を食べたって…」
「だいぶ減ったみたいでもう関東じゃ見た事ないぜ」
『私は鶴を初めて見た』
アシリパがよそってくれた鶴の汁を口にする
「う〜ん…」
杉元は険しい顔をした
「泥臭いようなムッとする変な匂いだろ？」
「なんで丹頂鶴なんか獲ったんだ！」
白石は頬を膨らませ怒り、Aも決して美味しいとは言えない鶴の汁を渋々口に運んだ
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プスメラウィッチ - できれば尾形百之助の生存ルートでお願いします。 (2022年12月13日 19時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
げん(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます！今作は原作沿いで進めたいのでご要望にお応え出来るかははっきりお約束出来ません😢ですが、必ず別ルートのお話を作るのでのお待ち頂けたら嬉しいです！ご期待に添える様頑張ります💪 (2022年12月10日 0時) (レス) id: 5b928c7d8e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - げんさん初めまして、この小説はできれば尾形百之助オチでお願い出来ますか？後、尾形百之助は死なないで欲しいです。お願いします🙏続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年12月9日 10時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2022年11月29日 19時
