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『アシリパさん、また後でね』
そう言って1人用意された部屋に入りベッドに腰を下ろした
『病院以外のベッド…初めてばい…』
荷物を下ろし寝転んでみたが、やはり落ち着かない
『…んん、なんやろ…？』
誰も居ないはずなのに視線を感じAは部屋を見渡す
『…気味が悪か…』
荷物を持ち部屋を出ると白石が家永を追いかけていくのが見えた
『熱心やねぇ…』
「A何してるんだ？」
その後ろ姿を見ていると隣の部屋からアシリパ達が出てきた
『あ、いやぁ何だか居心地悪くて…』
「分かるぞ。私も落ち着かない」
「いつも地面で寝てるからなぁ」
『…そうだな』
白石を除いた4人で食事をすることになり玄関へ向かう
「シンナキサラ」
「シンナキサラ」
アシリパとキロランケが別の宿泊客に向かってそう呟いた
「何？」
スーツを着た彼はとても大きな体格で4人を見下ろす
「それは柔道耳ってやつだ。アンタ相当やってたね？俺は体質なのかそんな耳にはならなかったよ」
「ほう心得があるのかね？」
杉元とスーツの男は握手をしていた筈がいつの間にか組み合っていた
お互い一歩も譲らず動かない
「このままでは殺し合いになる。こんなに強い奴は初めてだぜ。気に入った…。奢ってやる！飲みに行こう！」
スーツの男に連れられ水風亭と言うお店に訪れた
円卓のアシリパと男の間の席に腰を下ろす
「エゾシカ肉のカレーライスだ」
出てきたカレーライスを見てAはアシリパを見る
案の定、目を見開き顔に皺を寄せカレーを見ていた
「オソマ…」
「アシリパさんそれ食べても良いオソマだから」
『食べていいオソマなんかない。…アシリパさん、カレーライス美味しいよ？』
安心させる為ひと口食べてみせるとアシリパも恐る恐ると口にカレーを運んだ
ダンっ
机を叩き顔を伏せるアシリパ
「どうした？」
「ヒンナ過ぎるオソマ！」
『ふふ、良かった』
美味しそうに食べるアシリパを見て笑っているとスーツの男と目が合った
『…？』
食事中の為口を開けず、咀嚼しながらコテンと首を傾げる
「随分と可愛らしい男だ。お前なら抱けるぞ」
「「ブッッ！」」
アシリパと杉元はAが不快になったのではないかとハラハラする
『貴方に抱かれたら骨が折れそうですね』
Aはじっくりと男の体を観察し一言呟いた
「どうだ一発…」
『結構です』
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げん(プロフ) - おパブロで。さん» ウホッ！嬉しすぎます！ありがとうございます！お陰で妄想が捗りますッ更新頑張ります！ (2022年10月24日 0時) (
レス) id: 07dac0a979 (このIDを非表示/違反報告)
おパブロで。 - ウホ？ウホホッ？（発作）これまた良小説が…、設定から何から大好きすぎるのだよ…更新楽しみ過ぎて吐きそう…ッ (2022年10月13日 20時) (レス) @page9 id: e2ea27c298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2022年10月8日 0時
