87 家永 ページ36
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「お待たせ〜。宿教えて貰ったぜぇ」
「どこだ？」
「札幌世界ホテルって所だ」
「なんでも色っぽい女将が1人で管理してるらしくてなぁ〜」
白石は鼻の下を伸ばして話す
『それが決めてか』
「まぁいいじゃないか。さぁ宿が埋まってしまう前に向かおう」
キロランケに続き一行はホテルへと向かった
「すいませ〜ん誰かいますか？」
立派な建物の入り口で杉元は声を掛けた
暫くすると階段の上から黒い洋服を着た美しい女性が現れた
「いらっしゃいませ。女将の家永と申します」
小鳥のさえずりの様に愛らしい声で出迎えてくれた女将
「シライシヨシタケです。独身で彼女はいません。付き合ったら一途で情熱的です」
白石はいの一番に女将へと握手を交わす
『何が一途で情熱的だよ』
冷めた目で見る杉元の後ろで白石を鼻で笑っていると女将と目が合った
「あぁ、お客様」
『？』
「とても綺麗な小麦色の肌をしていらっしゃいますね。手足も長くて…とても素敵です」
『あ、ありがとうございます？』
ぎゅっと手を握られ目線を下げると少し不満そうなアシリパがいた
「何だアシリパ。嫉妬したのか？」
「してない！」
『私はアシリパさん一途だよ』
「分かってる！」
「あら？お客様は人気なのですね。ふふ、失礼致しました」
白石と杉元は��何故お前がモテる��という目つきで見ていた
女将に部屋へと案内され屋敷を進む
部屋にはベッドが２つしかなく、アシリパと杉元、キロランケと白石、Aが1人と言う割り振りになった
「杉元が1人でいいじゃないか」
「俺と一緒じゃ嫌なの？」
『いやアシリパさんは杉元と一緒の方がいい。何かあった時私じゃ頼りないからな』
Aはやけに入り組んだ作りのホテルに不信感を抱き眉を顰める
「何かって何だよ。あ、もしかしてあの女将と…」
『黙れ杉元。私は女だ』
後ろから小声で答え杉元をどついた
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げん(プロフ) - おパブロで。さん» ウホッ！嬉しすぎます！ありがとうございます！お陰で妄想が捗りますッ更新頑張ります！ (2022年10月24日 0時) (
レス) id: 07dac0a979 (このIDを非表示/違反報告)
おパブロで。 - ウホ？ウホホッ？（発作）これまた良小説が…、設定から何から大好きすぎるのだよ…更新楽しみ過ぎて吐きそう…ッ (2022年10月13日 20時) (レス) @page9 id: e2ea27c298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2022年10月8日 0時
