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「A！イトウの皮を食べるか利用するか悩んでるんだが…」
『食べたいな』
「よし！食べるぞ！」
「決断が早い！」
「皮をつけたままだと焼けば肉の旨みを逃さない。塩焼きがおすすめだ。鮭は大きければ大きいほど美味い。イトウは鮭の仲間だからこのイトウも美味いはずだ」
アシリパは皆の前に綺麗に切り落とされた新鮮な刺身を出した
シャチの時に使った醤油をつけ、刺身を頂く
「いただきます」
「うんうん確かに脂が多くて川のトロだな」
「ヒンナ」
『美味い』
「鮭より臭みがなくて上品な味だね」
次に大きな切り身を豪快に塩で焼く
「食べてみようぜ」
白石の一言で4人で1度に大きな切り身にかぶりつく
「あむあむあむ」
「はふはふはふ」
そんな4人をキロランケは黙って見ていた
「めちゃくちゃ分厚い皮だけど焼くと柔らかくなるな」
「香ばしくてとってもヒンナ」
『身もほくほくしとる』
「幻の巨大魚ヒンナだぜ」
皆、口周りを盛大に汚しながら切り身を食べた
「目玉は茹蛸の味がして美味いぞ。皆魚が獲れたら1番にほじくってしゃぶる。子供のおやつとして奪い合うくらい大人気なんだ」
アシリパは杉元に大きな目玉を差し出した
「しゃぶっていいぞ杉元」
「おっきいっ」
杉元が変な顔で目玉をしゃぶるのを眺める
「杉元…？不死身の杉元か？」
キロランケは杉元の名を知っていた
全員が動きを止め、緊張が走る
「…何故それを？」
「俺は第七師団だ」
キセルを蒸しながらキロランケは答える
杉元が腰の銃剣に手を添え、白石は思わず後ずさる
「…鶴見中尉の手下か？」
「待て杉元っ！」
「鶴見中尉？俺がいた小隊の中尉は別の人間だ。それに俺は除隊して村で生活しているから誰とも関わりはない」
「……確かに鶴見中尉の手下は100名程と言っていた。第七師団と言っても鶴見中尉の隊とは限らんか」
杉元目から警戒の色が薄れ、一息ついた
「名前と顔の傷でピンときた…不死身の杉元。こんな所で戦争の英雄に出会うとはな」
「英雄なもんか。俺は死に損なっただけだ」
「アシリパはどうしてこの男達と一緒に居るんだ？」
「う〜ん」
アシリパは杉元を見上げる
「相棒だ」
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げん(プロフ) - おパブロで。さん» ウホッ！嬉しすぎます！ありがとうございます！お陰で妄想が捗りますッ更新頑張ります！ (2022年10月24日 0時) (
レス) id: 07dac0a979 (このIDを非表示/違反報告)
おパブロで。 - ウホ？ウホホッ？（発作）これまた良小説が…、設定から何から大好きすぎるのだよ…更新楽しみ過ぎて吐きそう…ッ (2022年10月13日 20時) (レス) @page9 id: e2ea27c298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2022年10月8日 0時
