３８６ ページ7
．
静かになってしまった空間にAは再び首を傾げた
『どうした？変なこと言ったか？』
マ「いや、すげぇいいこと言ったよい。あいつにも直接言ってやってくれ」
マルコはそういいながら、Aの頭をグシャグシャと撫でる
『そ、それは恥ずかしいから遠慮する』
マ「ダメだ、必ず言ってやれよい」
頭の上にある手の力が強くなる
『痛いよマルコ！分かった分かったから離してくれ』
マ「皆、聞いたな？今の忘れんなよォ」
「「おぉ！」」
『…ズルいな、マルコは』
乱れた髪を直しながら、ケラケラと笑う皆の顔を見た
『言っとくけど、親父さんもマルコもジョズもビスタも、イゾウ達だって皆大事な人なんだから！』
立ち上がり声を上げるAに全員が目を丸くした
『……サッチだって…。もう、これ以上誰も居なくならないで欲しい』
ストンと椅子に腰を戻し、顔を抑えた
マ「ありがとよい」
ビ「誰も居なくなろうなんて1ミリも考えてない。安心しろ」
イ「お前がそう思ってくれて嬉しいぞ」
顔から手を離したもののAは暗い表情をしていた
ジョ「A」
無口なジョズが口を開いた事に驚き顔を上げる
ジョ「俺たちにとって、お前も大事な存在だ。忘れるな」
その言葉にAの瞳から涙が溢れた
「「「！！？」」」
『あれ、僕また泣いてる…？』
初めて見たAの涙に戸惑う白ひげ海賊団
マ「お前、泣けるようになったのか…？」
『この間、ルフィ達に教えて貰ったんだ。嬉しい時にも涙は出るって。僕、今嬉しいんだね』
ニコニコと笑い泣きするA
マ「いい奴らに会えたんだなァ」
ビ「安心した」
ラ「泣かせるねェ」
イ「綺麗になりやがって」
ハ「本当、あんなに小さかったのにね」
マ「おいお前ら！乾杯するぞい！」
「「「おお！」」
彼女の成長に嬉しくなった隊長達はこの後、宴のように騒いだのだった
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤ - ルフィｷﾀｱｱｱｱ！！待ってました！！ありがとうございます！ (2019年10月16日 13時) (
レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - えええ！Σ(Дﾟ;/)/夢主ちゃんどうなっちゃったの！？これは大変なことになりましたね！これからも楽しみにしてます！ (2019年10月12日 15時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - ワンピースの小説でこんなに面白いのは見たことないです！めっちゃ好きです！！更新待ってます！！ (2019年8月25日 21時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 続き来たああああ！！これからも応援してます！！ (2019年8月20日 22時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：げん | 作成日時：2019年8月15日 15時
