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……クソっ……
エリを保護出来なかった悔しさにAは立ち尽くしていた
スローは全然来んし…
携帯を開くが何の連絡も入ってなかった
ひとつ溜息をこぼして、表の通りを目指して足を動かした
だが、少しして足を止めた
……素直に返してくれんのか…
建物に囲われた少し広めの空き地
至る所に人間の気配がした
『……何かご用ですか？』
今通ってきた道を振り返り、声を出す
カツンッ
影からペストマスクを付けたさっきの男が出て来た
「いや、１つ聞き忘れた事があったのでね」
『……何でしょう』
「お前はあの女の娘だろ？」
バレとるやん…っ………でも、それなら
『話は早いですね。リターンを返して下さい』
「それは無理だ。今、良いところなんだ」
『…は？…』
「もう直ぐで良い薬が出来上がりそうなんだ」
『…薬…？』
「あぁ、だから少し実験に付き合ってくれ」
Bang！Bang！
『…ッグ……！？』
何処からか飛んできた銃弾
1発目は外れたが、2発目が腕に命中した
だが、そんなに痛くない
腕を見れば針のついたカプセルのようなものが刺さっていた
『…何をした』
「言ったろ。実験だ」
男が指を鳴らせば、暗がりから出てきたペストマスクの集団
一直線に近づいてくる奴らをAは��見た��
ピタッ
１５秒は稼げる…早く、スロー来てくれ…
全員を��見て��、木刀を伸ばした
地上の逃げ道が塞がれた為、ビルの非常階段を駆け上がる
「こらぁ！待ちやがれ！クソガキ！」
「逃げ切れると思うなよ」
時間が経ち動き出した敵は個性を使うわけでもなく、ただ追いかけてくる
『何なん、こいつら』
「ただの実験だよ」
手袋の男もただこちらを見ているだけで何もしてこない
『なんか知らんけど、取り敢えず止まっとけッ…！』
Aは階段の上から身を乗り出し、もう一度追いかけてくる奴らを��見た��
『…ッ！！？…止まらん…！』
だが、何度��見て��も止まらないペストマスク集団
『何で…？！』
Aは焦りながらも上へ駆け上がる
「さぁ、次を見せろ」
下から見ている男の声が聞こえた
イラっとしながら、下から来る奴に個性を発動し続ける
今度はピタッと停止した
だが止まった奴を追い抜いて他の敵が迫り来る
Aの個性は発動したり、しなかったりを繰り返していた
「うん、良い出来だな」
手袋の男はそれだけをを言い、再び闇の中へと消えて行った
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麻里 - どう、進展していくのかとても楽しみです。(語彙力なくて御免なさい。)更新、頑張って下さい。 (2019年8月9日 21時) (
レス) id: c144890f71 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 面白いです。上鳴君との絡みをもっと見たいです！更新頑張ってください！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: dc71ed74e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：源 | 作成日時：2019年5月12日 22時
