【23】 ページ23
私担当のお皿洗いをしようとエプロンをつけて
流しの前に立つと
慧「A、洗うのオレやる」
「いいの？」
慧「A皿拭いて？」
「はーい」
慧くんが洗ったお皿を
私が拭く。
二人でこうやってキッチンに立つと
なんだか、新婚さんみたいじゃない？
と、勝手に想像してドキドキする。
ドキドキしてるのは私だけだけどね…と
隣に並ぶ飄々とした様子の慧くんを見て思う。
A母「なんか懐かしいわね〜ふたりともちっちゃい頃から台所に並んでたっけ」
「え〜いつの話？」
慧「そうそう、シンクに手届かなくて二人して踏み台使ってたっけ！」
「あは、懐かしい！」
.
.
.
慧「じゃあ、ごちそうさまでした！」
A母「いいのよ！またいつでもいらっしゃい！」
お皿洗いを終えて、帰り支度を済ませた慧くんが立ち上がる。
このまま、時間が止まればいいのにな、なんてことを
割と本気で思っている私はいつも慧くんのことばかり。
「外まで見送る！」
慧「ん？いーよ、大丈夫だよ？」
「見送りたいの！」
慧「わーったわーった！じゃ、お邪魔しました〜」
.
.
慧「は〜うまかった。A、ありがとね」
「昔見たくもっと来ていいのに…」
慧「いいの？そんなこと言われたら毎日でも行っちゃうけど」
「いいよ！いいにきまってるじゃん」
慧「ん、ま、毎日はさすがにアレだしね。でもお言葉に甘えてちょくちょく行かせてもらおっかなぁ」
隣の慧くんの家の前の玄関で立ち話をして
家に入る。
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nimo(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» コメントありがとうございます！同じ人が大好きな仲間としてこれからも全力応援しましょう！更新頑張ります(・∀・)！ (2021年9月16日 9時) (
レス) id: 36636983cf (このIDを非表示/違反報告)
月夜見(つくよみ) - 初めまして！私も伊野ちゃんが好きな人間です！主さんの書かれていらっしゃるこの小説、迚大好きです！これからも更新頑張って下さい！！応援してます！ (2021年9月14日 16時) (レス) id: d122e2db49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nimo | 作成日時：2021年8月13日 20時
