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その後、璃月の人々の話を聞いた後、「七星迎仙儀式」が始まるまで待っていると
どんどん人だかりが出来ていき、3人もその人だかりに近づく
沢山の人に物珍しそうに声を上げるパイモンと背伸びをしながら儀式を見ようとしていると
「もう少し前に行こう!後にいたら何も見えないぞ。」
「え、あ…」
『パイモン、待って…』
先頭に行ってしまったパイモンに「仕方ない」と溜息を吐き、
「ごめんなさい」とぶつかる人たちに謝りながら人だかりに身を投じた
一方、今年の神託を迎える「
彼女は空を見上げ、手を翳す。数秒ほど、見上げ翳していた手を下げ
前で手を組み、一歩前に出て一言
「時は満ちた」
凝光の両隣に立っていた女性たちは、彼女に会釈をしこの場から一旦離れるのと同時に
凝光の周りに宝石が現れ彼女の周りをくるくると飛ぶ
ちょうど、蛍達が人だかりの先頭に立った時である
宝石は料理やら、布やらで豪勢に彩った石のテーブルのど真ん中に乗っかている香炉に設置され
香炉から光輝き、そこから光の柱が雲に向かって行くと竜巻が現れる
目の前の光景に3人は息を呑む
竜巻は薄暗い色に変色していくことに凝光はある違和感を生じ、見上げた竜巻の隙間から゙何がが降ってきた
「七星迎仙儀式」を見ていた人々は悲鳴を上げる
煤の混じった煙が、晴れると石のテーブルの上には黒い鱗を持つ龍が倒れていた
驚きのあまり、動けない人々よりも先に凝光は龍――――――岩王帝君に近づく
一ミリも動かない岩王帝君に人々はこそこそと何かを話している
凝光は岩王帝君の数分ほど隅々まで見て、振り返り、声を張り上げた
「帝君が殺害された!この場を封鎖しろ!」
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作者名:菊春 | 作成日時:2022年8月20日 18時