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パイモンの一言で2人は歩き出し1人は飛ぶ

口笛を吹きながら呑気に歩くリアンにパイモンはある疑問を問う


「おまえ、モンドの場所は分からなかったくせに、どうしてモンドが「風」の都市だって分かったんだ?」

『え?神像の…?元素が「風」だったから…?』

「なんで、疑問形なんだよ!!」


歯切れが悪く疑問形で答えた彼にパイモンは容赦なくツッコむ

そのツッコミに「え〜」っとめんどくさそうに声を漏らした


『…今のは嘘。本当は知人から聞いたんだ。モンドが「風」の都市だと』

「そうなんだ。…じゃあ、その知人がリアンの会いたい人?」


蛍の質問にリアンは眉間に皺を寄せながら考え込も黙り込む

少しの間が開き、質問をした蛍は「してはいけない。質問だったんじゃ!?」っと質問をしていないパイモンと共に慌てたがリアンが口を開けた


『残念だけど、その知人はもう死んでる。死んでたら会いに行く必要なんて無いよ。それに…オレと彼の関係は知人なんていう薄っぺらい関係(・・・・・・・)じゃないさ』


意味深な最後の言葉に蛍は疑問を抱きそれを問おうとすると

ガシっと思いっきり、腕を掴まれ引っ張られる


『さぁーさぁー、モンド行くぞ―――!!』

「ちょ、ちょっと!」

「待ってくれよ―――!」


蛍を引っ張りながら早足で歩き始めるリアンとほぼ引きずられてるに近い蛍と2人を慌てて追いかけるパイモンはモンドへ続く森に足を踏み入れた

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作者名:菊春 | 作成日時:2021年6月6日 14時

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