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「そんなんでええの？」
『いいもなにもさ、わたしが知らないフリさえすればそれで済むんだし。』
「俺さっき見たで、勇太くん。どこで見たか言おうか？」
別に聞きたくなんてない。
そんなこと何となく分かっているし。
『別に聞きたくない。』
「姉ちゃん住んでる近くでさ…ッ、」
わたしが中学三年の時に廉はまだ小学生で、その頃はどれだけ頑張ってもその5歳の壁は埋まらないと思っていたのに、
19歳を目前にした彼と24歳になったわたしにはもう年の差なんて感じられなくて、大人になるってこういうことなんだと改めて思った。
知識だってなんだってわたしのが上だったはずなのに、いつからか同じになってそのうち抜かされてしまう。
考え方だってそう。
『ごめんね廉、心配かけて。』
わたしよりずっと、大人な考え方をしているから。
「心配かけてとかそういう話じゃないやろ、傷付くのは姉ちゃんやで？」
『最後に選んでもらえればわたしはそれでいいよ、』
なんて言いながらも、本当は自分の気持ちが分からなかった。
なんでここまで彼に縋っているのかも、こんな酷いことをされているのに信じようとするのかも。
紫耀くんに出会って、ただ真っ直ぐな彼に触れてしまったせいなのだろうか。
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みゅう(プロフ) - 最高です泣いちゃいました(TT)本当に恋してるとき胸がギュゥってするやつになってやばいです(TT) (2019年2月11日 23時) (
レス) id: e5fba142e0 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 読ませていただきました(^^)心が暖かくなる素敵なお話でした！ありがとうございます！ (2019年1月18日 19時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
べりーちゃん - 素晴らし作品でした。ありがとうございました。 (2018年11月3日 8時) (レス) id: 86a2f67dc6 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ひかるさん» 読んでいただきありがとうございます！廉くんのお話公開中ですのでよろしければぜひ！ (2018年10月28日 0時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - Mt.Wind Bellさん» ぞっこんになっていただけて嬉しいです（ ; ; ）またはちみつショコラの世界でお会い出来るように、機会があれば番外編などお届けできればなと思っております！ (2018年10月28日 0時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2018年9月24日 17時
