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朝ご飯を頂いて、特になにもすることがなく、
おそ松と、二階の私たちの部屋でぐだぐだ
貴「って、私が入院してから毎日来てくれてたけど......
入院する前も、毎日こんな感じのニート生活送ってたの?」
お「ん?おー、
まーほぼ毎日同じ顔の奴らと過ごしてて、正直飽きるぜ」
飽きるっていうか...6人もいて6人とも全員ニートって...すごいよね...
お「Aと付き合う前のがもっとつまんなかったよ
日々の楽しみは競馬とAVと小遣いだけでさ
だけど今は、お前がいる」
私の頭を撫でながら「ほんと幸せだ」と呟く
そう思ってくれるのはすごく嬉しい
私も、おそ松と出会って変わった
出会えてよかったって、こんな人と付き合えるなんて幸せだって、
思ってるんだよ...
だけど...
貴「でも私...あと一年で死...」
そう言いかけると、私の唇はおそ松の唇によってふさがれた
お「そういうこと言っちゃダーメ」
寂しそうにも、励ますようにも見える笑顔で
彼はそう言った
・
・
10年後、20年後、
彼の隣に寄り添って、
彼をこんな風に笑顔にさせるのは私じゃないんだ
そう思ったら
わかってたことなのに胸が締め付けられた
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悠香 - もう、涙腺崩壊してしまいました(;Д;)(;Д;) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 59b6518b0c (このIDを非表示/違反報告)
華夢(プロフ) - 神作を見つけてしまった…。普段こういうので絶対に泣かない私が涙するなんて…!!すごくいいお話!更新頑張ってください!! (2017年9月30日 19時) (レス) id: cef285b668 (このIDを非表示/違反報告)
DROP*(プロフ) - もう1話から号泣しました(泣) (2017年9月25日 20時) (レス) id: b181a7bb69 (このIDを非表示/違反報告)
唐沢 - 癌について、命について考えることができる素敵な話ですね。 (2017年8月8日 21時) (レス) id: e23c562700 (このIDを非表示/違反報告)
坂本 - 家宝さん» そう言ってもらえて嬉しいです、ありがとうございます! (2017年4月9日 10時) (レス) id: 60a249a719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:坂本 | 作成日時:2016年6月24日 23時