●僕が僕じゃないみたいだ*＃7 ページ37
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今思えば、あの時から私のきょもを見る目が変わったんだと思う。
私がメディアに露出すると、初のジャニーズ内の女性ということでたくさん賛否両論の言葉が届いてきた。
「なんで女がいるの」「ジャニーズに女なんていらない」「消えろ」なんて、数えきれないほどの批判が圧倒的に多かった。
むしろ、私を応援してくれるファンのみんなに、どうして私のことを好きになってくれたんだろうって毎日のように思うようになった。
だって、異質な存在って人間は否定するものでしょう？
それを肯定してくれる存在がいるのが、有難かった反面不思議でもあった。
何度も思った、辞めたいって。
でも、そうしなかったのは、きょもがいたから。
辞めてしまったら、彼と会う事が出来なくなる。そんなの、嫌だった。我ながら、ジャニーズを続ける理由がコレって最低だと思う。でも、それくらい彼は私にとって大切な存在になっていた。
森本「あ、Aじゃん！」
『お、慎太郎』
私に話しかけてくれたのは、森本慎太郎。わりと入所日が近くて、仲もいい。きょもと同じで、女だからって否定してこなかったうちの一人だ。
あと、ものすごく顔がかわいい。それはもう弟にしたいくらいに。
森本「あれ、今日は一緒じゃないの？」
『一緒って、誰と？』
森本「そりゃあもちろん、京本くんでしょ」
『はあ？なにそのいっつも一緒にいるみたいな言い方』
森本「いや事実じゃん」
……まわりにはそう見えているのだろうか。なんだろう、……よく分かんないけど恥ずかしい。
確かに、今日は会ってないなーなんて思っていると、後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。
京本「二人で何してんの？」
森本「お、噂をすれば」
『おはよ』
京本「おはよ、で、何話してたの？」
ちょっと不機嫌そうにそう聞くきょもと、それを傍でニヤニヤしながら見ている慎太郎。
そんなに私たちの会話が気になるのだろうか。
森本「いやー、Aがさー」
京本「……ん？ごめん、今なんて言った？」
森本「え？いや、Aが」
京本「……A？」
………え、何をそんなに怒ってんの？
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ティー(プロフ) - 紺さん» くあ〜〜！！嬉しいですッ！！！！しかも最初から読み返して下さったとは......有難いです(；；)次章も頑張ります！ありがとうございます。 (2021年5月6日 21時) (
レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - つい最近一番最初から読み返したばっかりだったから、伏線回収されてるのちゃんとわかりました！！次の章も楽しみにしてます〜！ (2021年5月6日 14時) (レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - maru05032さん» またコメントありがとうございます！無事合格できて良かったです(；；)時間ある時に書いて、更新していきますね。これからもよろしくお願いします。 (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - すーさん» お待たせしてしまってすみません(；；)今頭の中京本くんだらけなので(笑)更新頑張ります！ (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» ひなた様お久しぶりです。また書けるようになったので更新していきます！お待たせしてしまってすみません(_ _) (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティー
| 作成日時：2020年5月15日 9時
