【JK】推しが尊すぎて困ってます

名物 ページ11

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翌朝、私は先に来ていたソアに気になっていたことを聞いた。





『もしかしてさ、もしかしてだよ。昨日言ってたもうすぐ見れるかもしれないやつって…』

SA「あー、なに、もう見たの？」






ソアによると、入学早々たくさんの女子から告白されているらしいチョンくん。それらを全てフッているそうだが、そのフり方がなんとも酷いものらしい。


昨日見たのも、私は驚いたがあれが普通のようだ。






『あれはビビった』

SA「基本女子にはああいう冷たい態度みたいだよ」

『は？まじ？』

SA「Aと全然違うでしょ？」

『うん、…なんでだ？』

SA「アホか」







腕を組んで天井を見上げる。そうしたら少しは答えが浮かんでくると思ったが、何もおりてこない。

その様子を見たソアはアホかと一言。


アホって何さ。







SA「チョンくんもAのこと好きだったりして」

『っ、はぁ？！』

SA「え、そんな驚く？」





好きって、好きって…！！！んなわけないでしょ！！！！あの神々しいまるで天使のようなチョンくんだよ？！？！

天と地がひっくり返ってもないっしょ！！！







JM「でた、またジョングクの話してる」

『おはよー』

SA「おは〜」

JM「おはよ。で、今日は何の話？」





私の隣の席に座り、椅子の背もたれに腕をのせて興味津々にそう聞いてくる。







SA「チョンくんの好きな人、Aじゃねって話」

『だからそれはないって、』

JM「ま、あながち間違ってないかもね」

『はい？』






お得意の含み笑いをし、「でも俺からは言えないな〜」なんて濁すもんだから腹が立つ。

なんだよ、教えてくれたっていいじゃねぇか。





JM「やっとAにも春がくるのか」

SA「長かったわ」

『あんたら私の母親か』




ジミンの言っていることは理解できないが、追求してもこの男はどうせ教えてくれないと分かりきっているので諦めた。









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