キイロとクロ7 (ページ43)

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あれから数ヶ月が経った

廉くんとは相変わらずで

海人ともいつもみたいに、幼馴染みとしての時間を過ごしてる

『A明日何してるの？』

「廉くんと遊ぶよー」

『ふうん』

「あ、これどっちがいいと思う？」

『明日用？』

「うん」

『どっちでもいい、廉と会うときの服なんか聞かないでよ、全くどういう神経してんだこの子』

やれやれ、なんて言ってすぐに部屋を出ていく海人

変わらずだけど、こういった少しの言動が前とは違くて、戸惑ってはいる

でも、私が悪いよね、ごめんなさい

と、心の中で謝るばかり

''好きでいさしてよ''

そして時々、この言葉がふと頭に浮かんでしまう

私達は一応受験生で、海人たちももうすぐ部活を引退する

この夏は勉強漬けだけど、岸くんの提案で、最後の高校生としての夏を満喫するためにみんなで遊ぶ予定を立ててはいる

そんな楽しみが今の私を生かす理由だ、、、