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廉くん達4人は2年半続けた部活もついに引退し、私達は本格的に受験生としての夏休みを迎えた
そして今日は待ちに待ったみんなで過ごせるこの夏一番のイベントだ
明日香「おじいちゃーん！」
明日香のおじい「おっ来た〜いらっしゃい、ゆっくりしてってな」
少し街から離れた明日香のおじいちゃんの家に6人で2日間お世話になることになった
流しそうめんをしたり、海に入ったり、スイカ割りをしたり
とにかく楽しい時間を過ごしてた
海ではしゃぐ彼らを他所に、また私と明日香はパラソルの下でぐだぐだとお喋りをする
明日香「なんかさ、一生こうしてそうだよね」
「一生？」
明日香「大人になっても、こんな感じではしゃいでそう」
「確かにね笑笑」
明日香「はぁー、どうなんだろ、将来」
「岸明日香になってたりして笑」
明日香「ないなあー笑笑」
「ないの！？」
明日香「わかんないじゃん、先のことなんて笑笑」
「まぁ、そっかぁ」
明日香「私さ、正直なこと言ってもいい？」
「何さぁ」
明日香「Aはあの時、海人を選ぶと思ってたんだよね」
「へ？」
明日香「今2人が上手くやれてるから言うけどさ、やっぱりどっかで海人への気持ちが残ってる気がして、、、だから、そのまま2人が付き合うってなった時ちょっとびっくりしちゃったんだよね」
「、、、」
明日香「これは親友としてAに初めて裏切られた瞬間だったかな笑、私まだまだだなぁなんて思った」
「、、、」
明日香「まぁ、過去の話だし、今幸せそうだしいいんだけどね！、、、って、A？」
「、、、っ、、」
明日香「えっちょっと、A、何で泣いてるのっごめんって、、、」
「ちがっ、、、ごめん、、っ」
何故だか涙が止まらなくて、
ぼろぼろ涙が溢れ出して、
私はただ明日香の腕に包まれて子供みたいに泣いていた
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作者名：しろくま | 作成日時：2020年7月3日 0時
