キイロとクロ5 (ページ8)

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【本城、今寝てたやろ】

「んっ？寝てないねてない」

なんだか心地いい声に

つい自分が眠りそうになっていたこと

廉くんにはバレてたみたいだ

「えってかもう2時なの」

何時から始めたのかわからない電話が

あっという間にこんな時間まで続いていた

【ほんまやね、そろそろ寝っかぁ】

「そーだね、夏祭り晴れるといいね～」

【おん】

「じゃあ、ありがとうね、おやすみ」

【おん、おやすみ】

そう言って廉くんが切るのを待っていると

【、、、、】

「、、、、」

なかなか切れない電話

「ん？」

【あぁ、あんさ】

「うん、なに？」

【また、電話していいかね】

「えっ」

【いや、俺一人暮らしやし、暇やし、まぁ、お互い暇な時に】

「、、、うん、またしようね」

【あ、うん、ありがと】

「うん」

【うん】

「うんって言いすぎだから笑」

【いやお前もやん】

「わーっかったよ！笑

もうこんなんじゃ一生寝れないから今度こそ切ってよ！笑」

【わかりましたよ！笑】

こうして私たちは電話を終えた