と ページ6
「桜、綺麗やね。」
桜が舞い落ちる。
ぱらぱら、ひらひら
『そうですね！』
しにたい彼は元気な声で返事をする。
「……昔話、聞いてくれへん？」
あたりが静まった。
先程まで吹いていた風も。
響くのは先程まで散っていた花弁のみ。
『いいですよ。僕の話、聴いてくれたので。』
しにたい彼は微笑みながら頷いた。
「ありがとうな…」
"ここの花畑な、俺のじぃちゃんの花畑やねん。
本当は俺が継ぐ筈やったのにじぃちゃんが
無理せんでもええ。
なんか言うからさ、甘えたくなってもうてなぁ…
その１週間後にじぃちゃんは亡くなった。
今この花畑を管理してるのは俺と、父さん。
でな、じぃちゃんは
何かの種を植えたらしいで。
どこにあるんかは知らんけど。
これは３年前の話やで。
もうその種は枯れてるかもなぁ…俺も見てみたいわ、"
『何かの種……ですか、』
「おん。綺麗らしいで。噂によるとな。」
『それにしても…桜、きれいですね。』
"そうやね。"
「送るわ。ありがとうな。付き合ってくれて。」
『いやいや、こちらこそ。』
−−−
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海月。(プロフ) - 海月くんさん» いえいえ！！こちらこそ名前被ってしまいすいません…w最後までよんでいただき有難うございました！！ (2021年8月12日 17時) (
レス) id: d546877957 (このIDを非表示/違反報告)
海月くん(プロフ) - 名前に運命を感じて･･･w面白くて最後まで楽しませて貰いました！あと名前被ってなんかすいません (2021年8月11日 20時) (レス) id: c61eec56d2 (このIDを非表示/違反報告)
海月。(プロフ) - 愛月咲良さん» 小説を読んでいただきありがとうございました…！！自分でも不思議やなぁ…と書いておりました…()思いつきで書いたのですが、楽しめてくれたのならとても良かったです。もしかするとループしている……かもですね。？？？ (2021年5月14日 16時) (レス) id: d546877957 (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - なんだか凄く不思議な物語でとても楽しめました面白かったです。もしかしたらこの世界も自分達が覚えていないだけでループしてるのかなとも考えたりしちゃいますw (2021年5月14日 15時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月。 | 作成日時：2021年4月11日 8時
