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Story 11 ページ11

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お疲れ様です、と一礼して控え室に戻る。


あ、凉くんに連絡しないと。




《今日、やっぱりた迎えにこなく大丈夫!》


〈え!なんで?〉


《昨日の生徒見られてたの!》


〈ダメ?〉




ダメでしょ!




〈コンビニで待ってるから、それでいい?〉


《…お願いします》




凉くんまで過保護だ、瑞稀の移ったの?




「お疲れさまです!!!」


『あ、優斗くん、おつかれ』




スマホを後ろ手に隠し持つ。


こんなの見られるわけにはいかない。




「A先生ももう終わりですか?もし、よかったら、飯でも…」


『今日はちょっと…その、』




凉くんが迎えに来るので!なんて言えない。


優斗くん、凉くん知ってるしなんか仲良かったし!




「じゃあ、今度行きましょ?」


『えー、優斗くん奢らせる気でしょ』


「え!そんなことしないっすよ!」




だって大学って、先輩が後輩に奢らないといけない!みたいなのあるじゃん。


優斗くんご飯連れてったら破産する気がする。




「ま、とにかく、今度行ってくださいね!」


『……うん、いつか、』


「それ絶対行かないやつ!」




はいはい、いつかね、と適当に流して鞄に手帳やら筆記用具をしまう。


何やかんやしている内にあっという間に10時。




『あ、じゃあ優斗くんお先!おつかれさま!』




何かを言いかけた優斗くんを振り切って急いで塾を出た。


横断歩道を渡って、のコンビニの中を覗くと立ち読みをしている凉くんの姿。


トントンとガラスを叩くと凉くんが小走りして出てくる。




『ごめんね、お待たせしました』


「お疲れさま、はい、」


『あ、ありがとう』




凉くんに手渡されたのはカフェオレ。


え?凉くん、そんなことできるようになったの?


これはモテるわ、とウンウンと頷いた。




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アオ(プロフ) - さつきさん» ありがとうございます!もうちょっと甘めのシーンを詰め込みたかったのですが最後で無理やり入れました(笑) (2019年3月23日 21時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 最後の最後に、最強のキュンキュンをありがとうございました!!! (2019年3月23日 20時) (レス) id: db2720f2e4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - きてぃさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします〜〜!! (2019年3月13日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
きてぃ(プロフ) - やばいです、盛大にキュン死してます、大好きですこの作品!!頑張ってください!! (2019年3月12日 12時) (レス) id: 5a9c94661d (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - もちさん» わ〜!早速コメントありがとうございます!!はじこいすてきですよね〜!!作間くんにゆりゆりばりに頑張っていただきましょう……! (2019年3月11日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...  
作成日時:2019年3月10日 22時

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