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Story 10 * ryuto ページ10

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時々校門にチラシを配りに来る、予備校の人たち。


塾なんて興味無いし、貰ったところでゴミ箱生きだから普段はスルー。


だけど、一回だけ、受け取ったことがある。


それが、先生から渡された時で。




『おはようございます、行ってらっしゃい』




と、笑顔でチラシをくばる彼女に一目惚れ、したんだと思う。


それで、必要もない塾に通おうとするなんて、バカげてる?




『……まくん、作間くん!』


「はい?」


『ボーッとしてたでしょ、ちゃんと聞いてください』


「…はーい」




まぁ、でも、先生の授業がわかりやすいことは事実なんだけどね。


ホワイトボードにスラスラと綺麗な字を書く先生の姿を見つめた。




『…はい、今日の授業は終わりです。お疲れさまでした』


「ありがとうございました」


『じゃ、片付けして下行こっか』




長い髪の毛を解いて、伸びをする先生。


先生に見とれて、手が止まった。




『ん?』


「…あ、片付け終わりました」


『よし、行こ』




スリッパから外靴に履き替え階段を下る。


コツコツとヒールの音が響く。




『作間くん自転車?』


「はい、自転車ですぐのところに住んでるので」


『すぐって言っても気を付けてね、もう九時過ぎだし』




危ないからねー、って言うけれど何も危ないことなんてないでしょ。


先生の方が危ないでしょ、って思ったけど、 “ 弟 ” が迎えに来るもんね。


駐輪場の方をチラッと見る先生。




「まだ迎えに来てないんですね」


『え?…あぁ、うん。結局帰るの10時くらいになるから』




ふーん、じゃあもう少し時間伸ばせば邪魔できる?


なんて。




「じゃ、先生。さようなら」


『気を付けてね、』




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アオ(プロフ) - さつきさん» ありがとうございます!もうちょっと甘めのシーンを詰め込みたかったのですが最後で無理やり入れました(笑) (2019年3月23日 21時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 最後の最後に、最強のキュンキュンをありがとうございました!!! (2019年3月23日 20時) (レス) id: db2720f2e4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - きてぃさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします〜〜!! (2019年3月13日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
きてぃ(プロフ) - やばいです、盛大にキュン死してます、大好きですこの作品!!頑張ってください!! (2019年3月12日 12時) (レス) id: 5a9c94661d (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - もちさん» わ〜!早速コメントありがとうございます!!はじこいすてきですよね〜!!作間くんにゆりゆりばりに頑張っていただきましょう……! (2019年3月11日 1時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...  
作成日時:2019年3月10日 22時

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