◇39 ページ40
その後起こったことを説明してやると、青い顔をして目を見開いた。
「覚えてないし…最悪じゃん私…」
翔「その後はニノがうまくやってくれたみたいだから安心しろよ」
「そういう問題じゃ…」
翔「俺にも責任はあるし。今回の失敗は俺の指導不足も大きい」
俯いて、今にも泣きそうな顔で。
漫画で言うと背後に縦の線が入ってるような感じ？(笑)
とにかくものすごい落ち込みよう。
.
翔「…ッ！ハハッ！」
思わず吹き出すと、またびっくりした顔で俺を見る。
翔「ハハハッ！」
「な！なに…」
翔「いやー、さっきとのふり幅デカすぎお前！」
「…だから覚えてないって…」
翔「ハァー。おもしれぇな」
「ぜんっぜん面白くないんですけど」
今度はむくれて俯く。
あのドレスを着たまま、俺のベッドの上に両膝を折ってペタンと座り込んで。
まだ酔いが残ったトロンとした目で。
悔しがってるのか悲しいのか、唇をかんでいる。
また、見たことないAが俺の前に現れた。
.
知りたくなった。
この短期間で見たたくさんのAの、真相を。
この子は一体……誰なんだ？
.
翔「なぁ」
椅子から立ち上がってベッドの端に腰かけたら、Aが少し警戒した目で俺を見る。
翔「教えてよ」
「…え？」
翔「いい加減。Aのこと教えてよ」
「…」
翔「…名前聞いた時も言いたくなさそうだった。住んでた場所も、荷物が少なすぎる理由も、絵本を見てた訳も、結局教えてもらってない」
「…」
翔「怖い？」
「怖い、って…？」
翔「自分のことを知られるのが、そんなに怖い？」
ジッと俺を見てた目がフッと伏せられて、ほんの少しだけ眉が歪む。
迷ってる？
恐れてる？
…何を？
沈黙が俺らを包む。
.
「…」
翔「不思議なんだよな…」
「ん…？」
翔「無理やり特訓に引きずり込んだのはこっちなのに。コロコロ変わるお前の…なんつーの？表情っつーか、雰囲気に…俺の方が振り回されてて」
「振り回してない…」
翔「無意識に、ってことだろ。でも…振り回されればされるほど…」
いや、こんなこと言うの照れくさいけど…
.
翔「知りたくなるんだよ」
.
黒い瞳がゆっくりと俺に向けられる。
翔「素顔はどんな奴なんだろうな、どれが本当の姿なのかなって。気になるんだよ」
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*-eni-*(プロフ) - |･ω･)花粉症デビュー！？こっちに来ちゃう！？(笑)もぉー目がカユカユでねイヤよ(つд；) 和くん本気モードに入ったのねぇ〜そして、ちょとチャラい潤くんっ♪会える！？楽しみっ♪(ﾉ∀｀*) (2017年2月7日 20時) (
レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - *-eni-*さん» 翔さんもカズくんもあざといっていうか可愛めですよね、ふふふ笑笑 カズくんずるい！！！！！！笑 (2017年2月7日 17時) (レス) id: f1c024cd74 (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - ちょっと自分の事を話してくれた主人公ちゃん…。好きな方となんか焦る翔くんに私も笑った( ﾟεﾟ；)(笑) 首をかしげてキュルンってして和くんっ……それされたらしゃべるよね…(*´艸｀*) (2017年2月3日 1時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
ぽろ(プロフ) - *-eni-*さん» あのモデルー！何を言ったんでしょう(-.-)y-., o O顔がどタイプ〜潤くーーーん！(笑) (2017年2月3日 1時) (レス) id: f1c024cd74 (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - 主人公ちゃん何を言われたんだぁ！？( ・`д・´)全くあのモデルめぇ〜！(笑) うんうん♪あるよねぇ〜顔がねっドタイプな人(*´艸｀*) (2017年1月22日 1時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年12月30日 0時
