”TRUST” 別館 -JJ- ３７

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久しぶりにみーこと晩ご飯を食べることになって、おいしいと評判のイタリアンのお店に来ていた。


み「でね、彼のハンカチに口紅がついていたのよ。

問い詰めたら、後輩の相談に乗ってたって言うのよ？

その子の彼氏のことで相談に乗ってたら、その子、急に泣き出したんでハンカチを貸してたあげたっ

て・・・

どう思う？」


　「どう思う、って・・・」


み「普通じゃないわよ・・・

自分のハンカチを使えばいいじゃない・・・

持ってないわけないでしょ？

貸してもらった上に口紅をつけて返すなんてさ・・・

絶対相談なんて嘘よ。

彼のことが好きなんだわ・・・

きっと、妻の私に対する挑戦状よ・・・」


　「え〜？

けど、旦那さまはそんなつもりはないでしょ？

嘘だとしても、彼女が勝手に思ってるだけでしょ。」


み「男ってね、女性からの相談事とか、そういうの好きなのよ。

頼られて悪い気はしないじゃん。

そうこうしてるうちに浮気されちゃうってパターン、多いらしいわよ・・・」


　「そんな・・・」


み「Aも似たような経験ない？

それでなくてもスーパーモテる旦那さまなんだから、心配よね。」


そんな経験・・・

ない・・よね・・・


知らないところでとかならわかんないけどさ・・・


み「それでね、この前ちょっとね・・・」


　「なに？」


み「夜にね・・・

旦那に目かくししてね、”もしかしたら、今あなたの身体を触ってるのは、私じゃないかもしれないわよ・・・？”なんて言ったらさ・・・彼ったら、いつもよりも興奮したの・・・」


　「どういうこと・・・？」

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