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翌日。
「A、ちょっと」
「はい？」
仕事の息抜きで休憩室に向かおうとしていた私を呼び止めたのは、ジフンさんだった。
珍しいな。と思いながら、付いてきて。と言われジフンさんの後を付いて行くと、ジフンさんの仕事部屋であるモニタールームに辿り着く。
そこにはスンチョルさんとジョンハンさんがいた。
「どうかしたんですか…？」
深刻そうな3人の顔色に私は怪訝な顔付きになる。
これは…なんだかよくない雰囲気だ。
「Aはあの事件から3日間眠り続けたって事で白判定だから言うけど…」
「…はい」
ジフンさんの様子に次に続く言葉に肩唾を呑む。
「組織で保管している重要なデータが盗まれた」
「…重要な、データ…？」
あまりピンと来ず、私は首を傾げた。
それを見ていたジョンハンさんが小さくため息をつく。
「そのデータは俺達の情報や組織内部の仕組み、ましてやキムジヒョンの研究所で回収した人体実験の記録の数々が含まれてんだよ」
「そ、それは…結構やばいのでは？」
「結構どころじゃねぇよ。かなり、やばい」
ジョンハンさんの言い方には力があった。
そもそもどうやってデータが盗まれたのか、問題はそこにある。
「…ハッキングでもされたんですか？」
「ジフンが言うには外部からのハッキングというより、内部からの仕業らしい」
スンチョルさんの言葉に私は視線を床に落とす。
内部の仕業。
ジフンさんが普段入り浸りの仕事部屋からデータを盗むとなると、それを行える人物はごく僅かと考えられる。
「(…まさか、嘘でしょ…そんな)」
最悪なことを考えて私は頭を横に振る。
A。と酷く冷静な声に名前を呼ばれ、ジフンさんと視線を合わせた。
ゆっくりと開かれるジフンさんの口は、私の予想通りの言葉を言い放つ。
「裏切り者がいる」
「………」
「仲間の中にね」
それは鋭く冷たいもので心臓を突き刺されるような、そんな感覚だった。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
