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『A、そっちに複数接近中！』
「ま、まだ来るんですか！？」
ジフンさんに言われて視線を向けるとげっそりする。
あれ夢にでるレベル。
トラウマ確定。
「退いて！」
「わ！ちょ、ベクヒョン！」
私を押し退けたベクヒョンが本体の怪物に向け強い光を放つ。
直線上に放たれた光線のようなものは怪物の皮膚を貫いた。
初めて感じた手応えに思わず、やった！と声を上げるが、お得意の再生能力ですぐさま傷が塞がれる。
「やっぱりダメか！」
「ベク…上だ！！」
表情を曇らせるベクヒョンにチャニョルは声を荒らげた。
頭上から狙ってくる複数のソレにベクヒョンはギリギリで避ける。
…なんとかしなければ！と焦っていると。
「ヌナ伏せて！」
「！！！」
チャンくんの声に反射的に反応した私はベクヒョンの首根っこを引っ張りチャニョルと共に伏せる。
「ホントいい加減に、しろ！！！」
チャンくんが能力を発動させた。
爆発にも似たその攻撃に複数の舌が吹っ飛ぶ。
「チャ、チャンくん大丈夫なの！？」
主に体力的な問題。
さっきからずっと能力使ってるから心配なんですが！
「大丈夫！まだいける！」
グッと親指を立てるチャンくんに、若いって素晴らしい…。と内心思っているとチャンくんの鼻からポタポタっと血が流れた。
私は慌ててチャンくんの腕を引っ張る。
「い、いやいや！大丈夫じゃないよチャンくん！」
「ヌナ本当に大丈夫だって！ただの鼻血だよ！」
「能力の使い過ぎは危険だって！」
大丈夫だから！と一点張りのチャンくんに私は頭を抱えたくなった。
ダメだこの子。気持ちが昂ってるせいか自分の限界を見誤ってる。
「Aちゃんの判断は正しいよ」
「スンチョルさん！」
「え、ヒョン…！あぁ…良かった、無事で」
スンチョルさん、ジョンハンさん、ウォヌくん、スニョンくん、こちらに駆け寄ってくるみんなの姿を見てチャンくんは力が抜けたようでその場にしゃがみ込む。
無事だった安心感が強かったのだろう。
「いや、本当に今回は面目ない。大分迷惑掛けちゃった」
そう言うスンチョルさんの笑顔はいつも通りで、私もホッと胸を撫で下ろした。
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
