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スンチョル side
ジョンハンと初めて出会ったのは、俺がまだ組織に入りたての頃だった。
訳あって任務の捕獲対象だったジョンハンを捕まえにいったあの日から、全てが始まったんだ。
「スンチョル！いつまで寝てやがんだ！！起きろ！！お前はそのまま終わる男じゃねぇだろ！！！」
遠くで声が聞こえる。
ジョンハンの声…あぁ、また怒ってるのか。
相変わらず怒りっぽいなぁと内心苦笑してしまう。
ゆっくりと目を開くと、なんだか良くない状況に眉間に皺が寄った…。
右腕に何か巻き付かれ宙吊りになるジョンハンの姿が目に入る。
ソレは口の真上にジョンハンを運びこむ。
そのまま落とすつもりなのか。
そんな事させるか。
仲間を、守るのが俺の役目だ。
それに。
「そこまで言われたら…男が廃るよな」
驚いたように目を見開くジョンハンと目が合う。
大丈夫、聞こえてるよジョンハン。
お前の声は、昔も今も。
「っく、あああああ！！」
ありったけの力を腕に集中させる。
圧迫してくる肉の塊を押し返す。
僅かに開いた空間を逃さず、俺はそこから脱出する。
「スンチョラ！！」
名前を呼ぶジョンハン目掛けて俺は思い切り跳ぶ。
ジョンハンを拘束するソレを引きちぎり、ジョンハンを抱えたままそれなりの高さから2人揃って落ちる。
今度は足の筋力に全集中させた。
ダンっ！と力任せに降りた地面には衝撃でヒビが入る。
俺は抱き抱えていたジョンハンをゆっくり降ろした。
「いやぁ、流石に今回はやばいと思った」
「何がやばいだ…心配掛けさせやがって」
「…うん、ごめん」
一発殴られるかと思ったけど、ジョンハンは不機嫌そうにそう言うだけで何もしてこなかった。
苦笑気味に謝ると虎の姿をしたスニョンに跨ったウォヌが俺達に近付いてくる。
「良かった。上手くいったんだ」
「まぁなんとかな」
「力の使い過ぎでこっちはもう大した能力は使えない」
「ずっと寝てた分、俺が頑張るよ」
作戦は、と聞こうとした時、多くのソレが俺達の頭上を通り越していく。
その様子にジョンハンがハッとした。
「A達が危ない！！」
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yui(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！すみません、私のやり方が悪かったみたいで1がシリーズ一覧に出てこないのです(泣)お手数ですが、作者の作品一覧から飛んでいただけますと有難いです！ (2020年6月8日 21時) (
レス) id: b7a9992a65 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - あのこれって、「それは誰が為に2」となっておりますが、シリーズ1ってないんですか？シリーズ連載中のところを押しても2から始まるんです((長文すみません★てへぺr…((((( (2020年6月8日 19時) (レス) id: edee17033c (このIDを非表示/違反報告)
yu-i(プロフ) - ひまさん» コメントありがとうございます！我らがマンネはいつもイケメンですよね！！ (2019年11月27日 11時) (レス) id: c69704419e (このIDを非表示/違反報告)
ひま - いやーチャニイケメンすぎやわ〜今回も最高でしたー (2019年11月26日 22時) (レス) id: 22433977db (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ですよねー！いやあ、96s尊い… (2019年11月16日 13時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2019年9月17日 16時
