ポジティブ女子が双黒に誘拐されました

黒い帽子と白い包帯 ページ4

『うっ…』
私…何してたんだっけ？
知らない部屋、見たこともないベッドの上で横たわっている

「目ぇ覚めたのか」

…見知らぬものが増えた

『…え？どちら様ですか？』

『そうだっ、私っ…！』
誰かに追っかけられてて、それがこの黒い帽子の人だったんだっけ

『…帽子さん？』

「…違ぇ、俺は中原 中也だ」


『へぇ、そーなんですかー』

「…手前随分マイペースだな」

『一度寝たからですかね？』

「マイペースというかバカなのか？」

…酷い(⊃ Д `)

『それより何故私は捕らえられたんですか？』
まさか…殺される…？

「あ？そんなの好きだからに決まってんだろ
殺し目的でこんな部屋用意する奴いねぇよ」

『えっ？！なんでわかったんですか？！』

「声に出てたぞ」

『あー、私口が軽くて』

「そーゆ軽いじゃねぇだろ」

「ふふっ本当に沙紀ちゃんは可愛いね」

なっ！可愛いとか恥ずかしi

『うわぁぁぁぁぁ！！！』

「わぁ！全然色気がないね！」

『うううううるさい！です！それより誰ですか！』

「私は太宰 治。昨日の夜、君の意識を飛ばしたのは私だよ」

そこには砂色コートを着た背の高い男性がいた

はたして私はどうなるのだろうか

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