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(キヨさん、だ……さっきのハンカチの人……嘘、マジでか…)
会った事がある気がしたのは、キヨの動画を見る中で最俺のサムネでその姿を目にしていたから。
声は言わずもがな、毎日と言って良い程に動画を見ているから、なのだ。
今更ながらに鼓動が早くなっていくのを感じて、Aは手で軽く胸の辺りを押さえた。
何故か、ドキドキが止まらなくなっていき戸惑った。
これは有名人に遭遇した時の胸の高鳴りとは違う、何となくわかる。
でもそれが何かがわからなくて、困惑してしまう。
実写を見る最中キヨさんから目が話せなくて楽しそうな声や表情をしっかりと目に焼き付けるようにしている事に気付けば、慌ててご飯の残りを食べてテレビの電源を切った。
洗い物を済ませてから朗読の編集の為にパソコンの前に座ると、ヘッドホンを着け自分で聞いて確認しながら細かな編集をして行った。
概要欄にTwitterのIDを載せて、アカウントを開設した旨をお知らせしておく。
動画をアップロードするとまだ少し早い時間だったが、明日も仕事だしとベッドに潜り込んだ。
目を閉じれば浮かぶ今日の出来事。
思ったよりも背の高い彼。低く優しい声。わざわざハンカチを拾ってくれる優しさ。慌てる自分を見て楽しそうに笑った顔。
短い時間の事が次々と思い出されてしまい、Aは顔が熱くなるのを感じた。
ぱっと頭まで毛布を被っては何とか寝ようと目をキツく閉じる。
この後寝付くまでに一時間以上かかる事になるのだが…
この感情を自覚するのはまだ先のお話。
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閑万(プロフ) - 翔乃さん» うわあぁ！コメントありがとうございます、翔乃様…！！まさかこの様な作品にこんなにも素敵なコメントを頂けるなんて思っておりませんでした。キュンキュンしたのすでの方です…！ありがとうございます、日々少しずつ書き溜めておりますので…お待ち頂けると幸いです… (2023年2月3日 23時) (
レス) id: 7197de9df7 (このIDを非表示/違反報告)
翔乃(プロフ) - リアルで起きていることではないはずなのに、なんだかとてもリアルさを感じる作風がとても好きです。小説の中のキヨくんに何度キュンキュンさせられたか！ お仕事されながらの両立は大変かもしれませんが気長に更新を楽しみに待っています！ 頑張ってください！ (2023年2月3日 17時) (レス) id: 859fd3194a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：閑万 | 作成日時：2023年1月4日 10時
