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2 何があった ページ3

R Side


看護師さんの後を無言で歩く。廊下には俺と看護師さんの足音だけが虚しく響いた。

「こちらの前でお待ち下さい。」

“はい”と簡単に返事をし、頭を下げる。

手術中と書かれ、点灯している標札。……Aがここにいる、なんて考えたくもないがそれは紛れもない事実だった。

手術室の前にあるベンチ。其処にはるぅとくんが座っていた。俺も隣に腰掛ける。

「莉犬…僕、Aちゃんのこと、守りきれなかった…、」

ごめん、と一言謝って俯くるぅとくん。

いや、俺は状況が理解できてないんだけど。守り切れなかった?じゃあAに何があったんだよ。

「……………Aとるぅとくんに起きたこと、0から説明して。話すのはそこから、ね?」

悪魔でも冷静に。焦ってる自分を出したら駄目。るぅとくんも困っちゃうし。

こくっと頷いたるぅとくんは口を開いた。




「二人で帰ってただけ、のはずだったんですけどね……」





Aが今危険な状態なことは誰がどう見てもわかる光景。

俺はるぅとくんの言葉にしっかりと耳を傾けた。

3 分け合いたい→←1 電話



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りゅむ - 感動。素晴らしいな。めっちゃよかった。 (2021年7月16日 21時) (レス) id: 983bc341b4 (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - ビデオレター共にとても泣けるお話でした....( ;∀;)言葉選びが相変わらず綺麗でスッと心に残る文章で感動しました!憂聖さんの書く小説が好きです...ちょっと落ち込んでたので前に進めるようなお話を読むことができて良かったです!ありがとうございます(*´ー`*) (2021年2月8日 19時) (レス) id: c273debe8e (このIDを非表示/違反報告)
RIKU(プロフ) - 朝からめっちゃ泣きました……一人一人の言葉が胸に刺さりました……赤色わんわん泣けて良かったです…… (2021年2月8日 7時) (レス) id: 9ff289fb8d (このIDを非表示/違反報告)
小悪魔天使ちゃん - 涙が止まりません、とても素敵でした (2021年2月7日 23時) (レス) id: cce35874f8 (このIDを非表示/違反報告)
海歌 - (;へ:)泣きました…。 (2021年2月7日 11時) (レス) id: afebd09899 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:憂聖 | 作者ホームページ:.  
作成日時:2021年1月29日 16時

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