Fate/Fragment

夢現／マーリン&ロマニ(ちょっぴりソロモン要素あり?) ページ5

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夢か現(うつつ)か。


今寝惚けた私の目の前では第四特異点で遭ってしまった(というか別れたばかりの)ソロモン(黒幕)といつもお世話になっているが戦闘中にもちょくちょくフォウ君に蹴りを入れられているマーリン(サポ鯖)が言い争いをしていた。


『……夢か』

私ってばこんなに夢見が悪かったのか、と思いつつ再び布団を被る。

ぼんやりと白みがかっていた視界が徐々に晴れ、気がついた頃には普段の明るさがマイルームに満ちていた。

不思議なのは、サポさ……マーリンとドクターがマイルームの床に揃って正座している所。


『……おはようございます……?』

私の声に一瞬ビクッと反応を示した2人組は冷や汗を滝のように流しながら顔を上げた。

心底困惑した私の顔を見てあからさまにほっとしている。おかしい。

『……ドクターはなんでそこで正座してるんですか?』
「あれ?私は?!」
『マーリンは前科ありだから保留(例えフレンドの鯖でもキッチリ陳宮の刑だコノヤロー)』
「……ちょっと待って嫌な予感がするよ?」

マーリンとの茶番に苦笑いしながら立ち上がるドクター。……もしかして楽しんでる?

『……そもそも私の夢の中に入って来るのは止めて。まあ既に不法侵入で陳宮の刑確定だけど』←
「血も涙もない!!」

嘆くマーリンにニコニコと笑いかける。

『あとソロモンの幻覚とか色んな意味で心臓に悪いから止めて(結構美形なんだよ怒らなければ!!あとメイク無かったら尚よし!!)』
「えぇ……」

とばっちりを食らったかのような顔をするマーリン。

とばっちり食らったのはこっちなんだよそんな顔は止めてくれマジで私そういうのに弱いから。

"陳宮の刑"執行はあと5分後ね!なんて言ってマイルームを出る。


「(次に来た時は絶対に落とす)」

嘆くフリをしつつそんな事をマーリンが考えてるなんて知る由もなく。

＊

後日、どうしてかメイク無しのソロモンが夢に出て来てなんか口説かれた()のは余談である。

MerryX'mas／特に何も考えてない←→←……今度はそれかい／SN(HA･HF)組　※若干逆ハー寄り?!注意!!

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