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突然だけど私の提案から、ひまわり畑へと忍と沙和はデートに来ている。
「…はぁ、なんでAまで？」
『沙和の誘いを断るのは、何となく嫌だなぁって』
『ねー？』と沙和に言うと「ねー？」と帰ってきた。
忍は、私の方だけ呆れたような視線で見つめてきていた。
『まぁ、私は翔太さんとひまわり見てまわるからさ〜！』
「そうそう、ゆっくり2人で見てきなよ！」
ハートがつく勢いで、翔太さんが言うと、私達はそそくさと忍と沙和の目の前から去っていった。
『改めて見ると、すごい綺麗ですね〜』
「うん！」
しばらく歩いていると翔太さんが質問してきた。
「くるみちゃんって、神谷さんに告白しないの？」
『へっ？え、あ…』
「はは、顔真っ赤」
私の顔を指さして笑う翔太さんは、続けて言った。
「まぁ、神谷さんはいい人だから、いいんじゃない？」
私は翔太さんを見た。
『右の胸』
「え？」
『右の胸かいてますよ』
私は指さすと、翔太さんは焦ったように手を背中に隠して私から視線をそらした。
『ふふ、そんなに将人さんが好きじゃないですか？』
「…別にそういうわけじゃないんだけどさぁ、なんか、こう……こわいよね」
あまりにも真面目な顔をして、語彙力のない伝え方をするので、私は吹き出した。
それに困惑する翔太さんの目を見て私は言った。
『将人さんって、誠実で優しい男性なんで信用しても大丈夫だと思いますよ？』
そういうと、「そうかなぁ？」と半分否定に近い感じで頭を傾げて私の方を見てきた。
すると、近くにアイスクリーム屋さんがあるのを見て、私はピタッと停止した。
「あ、買ってきてあげようか？」
『え？』
「何味がいい？」
『え、えっと…じゃあバニラで』
嬉しそうに世話をしてくれる翔太さんに、断ることも出来ずに咄嗟にバニラと答えてしまった。
…そうだ、将人さんに綺麗なひまわりの写真を送ってあげよう。
私はカメラを起動して、写真を1枚撮った。
ライブラリーで確認すると中々いい出来だったため連絡先の欄にいって、“神谷将人“と表示されているところをタップした。
そこに、写真を送る。
いつもみたいに夜じゃないからか直ぐに既読は付かなかった。
「お、くるみちゃん連絡？」
『はい！将人さんにも見せてあげたくって！』
そう笑うと、翔太さんはまた私のことをからかって、私にアイスを渡してくれた。
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雫(プロフ) - うみさん» コメントありがとうございます！ 更新する度に楽しく読んで下さりありがとうございます！更新ができない時もありますが、最後までよろしくお願いします！ (2019年9月19日 18時) (
レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - 更新される度に楽しく読ませてもらってます！これからもムリせず更新頑張ってください！ (2019年9月16日 20時) (レス) id: 916f75cb10 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「空いてますよ」ではなく、「開いてますよ」です。 (2019年9月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 無さん» コメントありがとうございます！この小説を好きと言って貰えて嬉しいです！更新、頑張ります！ (2019年8月31日 7時) (レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
無 - こんにちわ！この小説好きです！更新待ってますね！ (2019年8月30日 22時) (レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2019年8月22日 22時
