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貴方side
私はさっき部屋の光の入り方などから場所を推測して
その場所へと走っていった。
私は途中で走っているのが悟られないよう
歩いて白井くんの電話に応答した。
すべて話した後
私は白井くんに答えを求められた。
白｢K先生...問題の答えはなんですか？
Yの死因はなんですか？｣
貴｢死因は...刃物による自 殺｡｣
私は悲しい事実に声を震わせる。
どれだけ時が経ってもいじめは減らない。
教師に助けを求めても
友達に行っても
誰も助けてくれない────。
ただその事実だけで終わってしまう｡
綺麗な空をじーっと
眺めたあと私は目的地に着いた。
白｢違う...全然違う！大ハズレ！！｣
その声を聞いた瞬間私は顔を合わせる心の
余裕が無くドア越しに電話で話した。
貴｢そうね、大ハズレ。
ここまでが､法医学的見解...
これからは私個人としての見解を話します｡
Y君の背中には日常的に受けた暴力による
たくさんのあざがあった｡
そんな暴力が見過ごされた｡
追い詰められた彼は､最悪の選択をしてしまった｡｣
法医学的には自 殺｡
だが実施には法で裁けない呪いの行為。
白井くんは解けない呪いの中で
私たちが、笑っているあいだにも
心臓を握られていた。
白井｢そうだ...殺されたんだ。あいつらに､僕に...
僕も助け無かった...助けてくれたのに！
...間に合わなかった｣
白井くんの言葉から
息ができないくらい2人の気持ちが伝わり
そのタイミングで
視聴者数10万人を知らせる通知が鳴った｡
白｢視聴者10万人...もう1人殺さないと｣
もう1人…。
白｢僕は翠川高校の白井です｡
僕とYはいじめられていました｡
同じクラスの小池と澤田と松本に...
これは遺書です...これで終わり｡
僕は､僕を殺す｡｣
待って。
貴｢あなたの思いは彼らには届かない
それでもあなたは死ぬの…???
...あなたの人生は､あなたのものだよ？｣
そこでライブ配信が終了した。
私は扉があかないことに気付き
扉をぶち破った。
貴「ほら、それこっちに渡しなさい。」
私は優しく言い
凶器を回収した。
そのあと私は
強く強く彼の存在を確かめるように抱きしめた。
ドアを無理やり開けた時にできた傷から溢れる血は気にせず
頭をゆっくりと撫でた。
貴「もう大丈夫。あなたはひとりじゃない。」
その言葉に泣きじゃくる白井くんは
私を強く抱き締めた。
中「おい!!」
貴「遅いんやねぇ…。」
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雫(プロフ) - 明里香さん» すみません！ありがとうございます！ (2019年1月7日 18時) (
レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「久辺部」ではなく、「久部」です。 (2019年1月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2018年8月23日 17時
