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貴方side


細菌検査の結果が出た。

橘芹菜さんの胃の内応物から反応が見られたのは





貴「ボツリヌス…菌。」









細菌検査の結果をふまえ
また毛利さん達と会議スペースに集まった。


久「食中毒を起こす菌の中では最強で
その辺の土の中にも存在して、
食の中にも良く混入しています。」


一般家庭でも発生する毒で
身近なものでできてしまう兵器。


東「家庭でも発生する毒であると同時に
生物兵器として使われるほど猛毒で
1gで1万人以上を殺せる...」


毛「じゃあそれを注射か何かで...?」

貴「いや...胃の中で繁殖していたことから
ボツリヌス菌が繁殖した食べ物を
わざと食べさせたと考える方が妥当…だと。」


ボツリヌス菌が出た以上
ボツリヌス神経毒素による中毒死として
意見はまとまった。


神「操作状況の方はどうなってるんでしょう...」

向「現場から指紋は何名か出たんですが
元々飲食店ですし、有力な情報は...」

毛「犯人はまるで透明人間ですよ。」


目撃情報も怪しい人の情報もなし。


貴「透明ねぇ…。」


────────────────────────



その日の夜、市に許可を得て
スーツケースが発見されたビルに再調査へ向かった



貴「ミコトは…用事があったんだっけ。」

三「うん…ほかのところに呼ばれてて…
結果がわかったら教えてー!」

貴「わかった。あ、あとこれ。」


そう言い、朝からきちんとしたものを食べてなかったであろうミコトに
焼き鳥の詰め合わせのパックを渡しておいた。


三「これ私が好きなやつ〜!!ありがとう!!!!!」

貴「いえいえ〜頑張ってね〜!」

三「Aもね!!じゃあね〜!!」


軽い会話を終わらせて階段を上り部屋に入ると
誰もいないはずなのに小さな明かりが目に入る。

私は抑えられそうになったところを
何者かの手を痛めつけないように足で押し返した。



中「誰だ....!!!」



私はスマホの光で中堂さんであろう人の
顔を確認する。



中「お前か…。」

貴「いやーん、乙女な私にそんなことするなんてー。」

中「乙女なやつが足で受け止めるかアホ。」


私は笑いながら、荷物を置いて
明かりをつけた。


中「おい、つけるな!外にバレる!」

貴「ミコトが許可を取ってくれましたー。」


中堂さんはため息を零しながらも
色々と探し始めた。









中(マジで何者なんだ…こいつ。)

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(プロフ) - 明里香さん» すみません!ありがとうございます! (2019年1月7日 18時) (レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「久辺部」ではなく、「久部」です。 (2019年1月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年8月23日 17時

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