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貴方side
私は六郎とデスクに戻ろうと
ラボに行くとミコト達がいつも通り迎え入れてくれた。
三「あ!おかえり!」
東「おかえり」
神「おかえり、ちょうど良かった。
お団子食べましょ!」
そう、いつも通りの。
貴「ね?あるでしょ??」
私はそう言い、自分のデスクでタバコを吸い始める。
中「おい!!!久部!!!!
先週の解剖の写真まとめとけって言っただろう!!!!いつになったら...」
六「はははは」
いつもとは様子の違う六郎に
珍しく中堂さんが戸惑い動きが止まっている。
夕「壊れた...?」
神「みんなこき使い過ぎなんじゃないの?」
六「いや、そんなんじゃないっす...
...ただいま!!」
私はその光景を見ながらタバコを吸った。
私は願った。
六郎が、間違った道を通っても
暖かく帰れる場所がありますように。
心が暖かい青年であるように と。
自分のようにならないようにと────────────────。
毛利さんから連絡が入り
ご遺体が見つかったビルの中へ
そこにあったのは
スーツケースの中に若い女性のご遺体。
私はその女性の口の中を確認する。
貴「硬直は完全に解けてる。死後2〜3日です。
歯の鴻毛から見て...ねぇ...」
貴「赤い金魚...。」
私は酷く嫌な予感がした。
赤い金魚は酷く綺麗な形をしていて
色付いていた。
その異常で日常的な光景に酷く吐き気がした。
貴「…。」
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雫(プロフ) - 明里香さん» すみません!ありがとうございます! (2019年1月7日 18時) (レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「久辺部」ではなく、「久部」です。 (2019年1月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫 | 作成日時:2018年8月23日 17時