光の巫女とオレカ少年団〜異世界の章〜

花とピエロ ページ14

りおながモツのもとへ向かっている時の出来事。




カーネーション「あ？なんか爆発が起きたっぽいぞ。」
真弓「あっちは確かモツがいるところだが…大丈夫なんだろうか…」
　そう言って二人が向かおうとした時、
ピエロ「やあ、久しぶりだね、お花君！いや今はお花ちゃんか！」
　真弓とカーネーションの前に、りおなと話していたピエロが現れた。
真弓「なっ…誰なんだよお前は、カーネーション、知り合いか？」
　真弓の言葉にカーネーションは複雑な表情をして呟いた。
カーネーション「ベ、ベッピー…なんでお前がここにいるんだ…?」
　カーネーションの声は震えている。
ベッピー「さあね？気がついたらここにいたんだ。あ、そういえばあの爆発音は遠くの館に住む『青鬼』っていう化物が暴れてる音だよ。」
真弓「なんなんだ一体。カーネーション、説明を頼む。」
　真弓は訳がわからないから、カーネーションの言葉を待つ。
カーネーション「あ、その…ベッピーは俺がいる世界に住んでて…少し前に行方不明になっちまったんだ…」
　カーネーションが途切れ途切れに言う。
ベッピー「そうそう、なんか気がついたらここにいてさ、気がついたらもうすっかりここの町に馴染んじゃってさ。」
　ベッピーは笑顔で言う。
真弓「そうなのか…んで、そう言えばお前は敵なのか？」
　真弓はベッピーに向かって言う。
ベッピー「んー？まあ、今はまだ敵ではないかな…今は…ね…」
　そう言い残すと、ベッピーは霧になって消えた。
真弓「消えた…あ、カーネーション！爆発のしたところに行くぞ！」
カーネーション「お、おう！」
そうして彼らは爆発音のした方へと向かった。

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