ストの紅一点は愛すより愛されたい３ (ページ16)

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Aside

北「俺はほんとにAがやめたいなら止めないよ」

そう北斗の声が響いた

髙「は？」

北「俺だって、SixTONESでいてほしいよ
だけどAが決めたならそれを侵害する権利も義務も俺らにはないでしょ？」

ジェ「っ、」

北「A、ほんとにいいんだよね？
もうAが戻ってくる場所はここじゃないよ？」

樹「おまっ、！」

樹に胸ぐらを掴まれた北斗

北「だって、いなくなったらAはSixTONESじゃない
Aの居場所はここじゃない、いつまでも守られてるわけじゃねえだろ

女だからとか、関係ねえって言ってただろ、！
やめたいならなんでそんな泣くんだよ、！

俺だって言いたくてこんなこと言ってんじゃねえ、」

北斗に言われて初めて気がついた、自分の顔が涙でぐしゃぐしゃだということに
樹の手が北斗の胸ぐらを離すとよろける北斗

京「A？Aはどうしたい？」

そう京本に聞かれ私は涙をふいてちゃんと言葉にした

あ「私はこれからもずっとSixTONESでいたい
私の居場所はSixTONESなの、女だからとか関係ない

私はSixTONESの愛瀬A、14年間もこの世界にいる
ここで諦めたらだめだよね、頭では分かってるけど怖くなる

日に日に増えてくアンチコメントも家に送られてくる大量の脅迫文も
怖いし苦しい、お姉ちゃんが亡くなって余計にそういうことが増えて
笑うのも怖くなってだったらもう消えたくなって

ストーカーの人に刺してもらえば楽になるかなって思った
だから慎太郎のせいなんかじゃない、誰のせいでもない

私の責任なんだよ、いつかみんなも離れてくんじゃないか
そう考えたら何もかもどうでも良くなった

だから死ぬのも悪くないのかなって思ったの
でも北斗に言われて気づいたの

いつまでも守られてるわけにいかない
自分の居場所くらい自分で守らなきゃって

だから私をこれからもSixTONESでいさせてください
みんなとこれからも歩んでいきたい

5周年、10周年共にみんなとSixTONESとして生きたいです
これからも私と一緒にいてください」

樹「バーカ、離すわけねえだろ」

髙「当たり前、お前はSixTONESだよずっと」

慎「Aごめん、これからもよろしく」

京「AはSixTONESなんだよ」

ジェ「７人いれば最強、でしょ？」

北「ちゃんと見ろ、俺らは離れねえから
信じて安心してSixTONESでいろ」