お嬢様、口づけを・・・//*執事ver.*【名前変換オリジナル】

▽79　　取引 ページ23

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(人3)「取…引…、といいますと…？」




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紫響「選択肢は3つ。」



紫響「1つ目。この娘は解放してあげる」


(人3)「じゃあ、直ちに解放…」


紫響「しかーし」




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紫響「(人3)、お前は西園寺家へ来ること。
　 そして姫愛と婚約を結ぶこと」


(人3)/A「！？」




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こん…やく？



そんな…っ。




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紫響「二つ目。(人3)、お前を助けてあげるよ」


(人3)「その代りに？」


紫響「おいおい、そんなに焦るなよ。」


紫響「その代りに、Aグループをつぶす」


A「そんな!?お父さんとお母さんが一生懸命
　 立ち上げてきたのに……!!」


紫響「大事な娘が危ない、っていえば
　 すぐに言うことを聞くだろうね。ふふっ」




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紫響「最後ー、3つめ。君たち二人とも…




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紫響「ここで死んでもらおうか」





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(人3)/A「！？」




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死ぬのなんてイヤ…


それに


(人3)の死んだ姿なんて見たくない。



その前に私が死んでるかもしれないけど。



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二人とも助かる方法は


ないの……？




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(人3)「…1つ目でお願いします」





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A「……!?」





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そんな!!



私が(人3)を決めるって誓ったのに。


婚約なんて……



せっかく




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決心がついたのに……





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A「(人3)!!絶対ダメ！」



(人3)「お嬢様が無事なら、わたくしはどうなっても構いません
　 わたくしの指名は、お嬢様をお守りすることですから」




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(人3)「大切な人がそれで無事ならば、
　 わたくしはどんな犠牲でもはらいます」





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(人3)…


お願い。


私なんてどーでもいいから……

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