お嬢様、口づけを・・・//*執事ver.*【名前変換オリジナル】

▽73　　可愛いケーキ ページ17

.






部屋に戻ると


すぐに(人3)がケーキも持ってきてくれた。



.





.





.





(人3)「湯加減の方はいかがだったでしょうか」


A「うん。丁度良かったよ」




そんな他愛もない話をしてから



.





.




(人3)「それでは、旦那様と奥様にテレビ電話の方で
　 お礼を申し上げてきます」


A「私も手紙の返事書こうかな」


(人3)「それは素晴らしいですね」


A「ありがと♪」


(人3)「では失礼いたします」









一礼すると、(人3)は部屋を去って行った。



返事書く前にたべちゃぉーっと!!




.





.





.





一番下はフワフワのスポンジ、


真ん中はラズベリーのムース、


一番上にはストロベリーのクリームのチョコがかかった


小さなケーキ。


本当に食べ物なのっ？って思うくらい可愛いもの。







A「いただきまーす」




.






.





ケーキを一口サイズにフォークで切って


口の中に放り込んだ。




.




やっぱりパリのケーキはおいしいなぁ〜。


日本のもおいしいけどね!






口の中にクリームがﾌｧｰｯと広がって


スポンジがﾌﾜｯ､ﾌﾜｯ、と弾む。






おいし〜っ!!


手が止まらず、あっという間にペロリと


食べてしまった。





.






A「ごちそうさまでーした」




.





.




じゃあ、手紙でも書こうかな。


えーっと、便箋…便箋…









戸棚から便箋を引出し、


机に座って考える。






何書こう…


ま、いいや。普段の生活のことでも。




.





.





.






すらすら書いていると


なんか“(人3)”って文字がいっぱい…





.



もう一回!!


悩みに悩んだ漫画家、小説家のように


くしゃくしゃに丸め、ゴミ箱にシュート。




.





.





.





お父さんお母さんへ


私は元気です。

(人3)もげん



.





.






.





考えていると睡魔が急に襲ってきた。


今日一日、頑張ったから…かな。



.





そこで意識がﾌﾟﾂﾝと切れた。



.

▽74　　宛先→←▽72　　最高の一日

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す