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オスマンと別れて、2年の月日が経った。
その2年の時が変えたものはオスマンへのまなざしと…貴方が長い髪が好きと言ってくれたから伸ばしていた髪…それを短く切ったこと。

あなたには、あなたを待つ人の元へ。
私は、私を待つ人の元へ。
それぞれに待つ人の元へ、帰ってゆくのね…
何も、気付かずに…。

オスマンが乗った車両の隣の車両に乗り、貴方の顔色を伺っていた。
貴方の俯くその横顔を見ていたら…

『っ…ぅぁ…』

涙が溢れそうになってくる。

何故、私はあの時この人を振ってしまったんだろう…。
今になって初めて、オスマンの気持ちが痛いほどわかるの。
オスマンが…どれだけ私の事を愛していてくれか…
私だけを、一途に愛していてくれたことが…

〃→←駅[mn]



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作者名: | 作成日時:2018年7月16日 4時

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