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さよならの代わりに[gr] ページ2
gr｢別れよう｣
『…え?』
その言葉は突然だった｡
理解が､できなかった
『どうし…て?』
gr｢…すまない｡｣
『わかった｡それ以上もう､言わなくていいよ…』
理由を聞いたって､お互いの首を絞めるだけ｡
…苦しい､だけ
分かってる
gr｢本当に…すまない｣
ねぇ､グルッペン｡貴方､そんな表情もするんだね…
はじめて知ったな…
辛い時も嬉しい時も悲しい時も…どんな時でも貴方だけを見ていたはずなのに…
『グルッペンは…近くて遠い存在なんだね…｡』
聞かれないようにポツリとつぶやく
グルッペンは俯いたまま｡
聞こえたのかな…
淋しい､なんて…ふたりでいるのになんでだろうね…
こんなに貴方の近くに居るのに届かない想いがあるんだね…
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作者名：暁 | 作成日時：2018年7月16日 4時
