『 歯車 』Ren.N

よんじゅうよん ページ44

大吾side









Aを保健室に送った後 、屋上に戻ると









廉はまだ屋上にいて 、さっきAがいた手すりの場所によりかかっている 。









大吾「 大丈夫？ 」









廉「 びみょう 」









大吾「 どーするの？廉は 」









廉「 わからない 。」









大吾「 廉は今もA好き？ 」









廉「 大好き 。誰よりも 。」









大吾「 それは言った？ 」









廉「 言ったよ 。照れるねで終わった 。」









廉「 俺 、どーしたらいい？ 」









大吾「 廉はどうしたい？ 」









廉「 Aと 、もとの通りに戻りたい 。」









大吾「 実際な 、俺も今はどう言ったら気持ち変わるか分からへん 。迷惑やないでって言っても勝手に迷惑とか思ってそうやしな 。」









大吾「 廉さん 、目真っ赤やで 笑 」









廉「 かっこ悪いな 笑 」









廉「 こんなことなるなら 、恥ずかしがらずに好きって言えばよかった 」









廉「 俺らさ 、もう幼馴染みにも戻れないんかな... 」









大吾「 どうなんやろな 。」

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