『 歯車 』Ren.N

にじゅうきゅう ページ29

廉side







いきなり来るとかいいだして 、母さんが微妙に散らかしてるリビングを片付ける 。









隣なのに遅いなとか思いながらもテレビを見る 。









あ「 れんれんれん！ 」









廉「 うわ 、びっくりした 。は？玄関のドアどうあけたの？壊した？ 」









あ「 かぎあいてた 。てか見て！かわいくない？これ！ 」









Aが指差すのは 、自分が着てる部屋着で 、真っ白なふわふわしたウサギの耳がついていて 、下は短パン 。









あ「 新しいの！」









なんて言って 、くるくる回って 、どう？なんて言ってる 。









廉「 いや... 」









あ「 可愛すぎて 、理性壊れた？ 」









廉「 いや... 」









うん 。









足生足だし 、部屋着なんて新鮮すぎて









理性ぶっこわれそうなってんのはたしか 。←









怖いわ天然 。









あ「 廉照れてる！かわいい！ 」









そう言いながらぎゅって俺に手を回す 。









廉「 なぁ 、A 。」









あ「 なーに？ 」









廉「 大きくなったな 」









あ「 え？身長？何いってんのいまさら 。」









廉「 いや 、胸 。お前が抱きつくから当たってる 。」









あ「 廉そんなこと考えてたの！よかった！健全な男子だ！ 」









廉「 なにいってんの 」









あ「 健全な男子なら大人の階段のぼっちゃう？」









廉「 は？なにいってんのほんと 。怖いわ天然 。」









あ「 だって大ちゃんにさっき家行くって言ったら言われたんだもん！ 」









廉「 大吾なに行ってんだか 。ほら 、ご飯たべよ 、カレーあったから 。」

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